宮城県 梅雨入りと同時に蒸し暑さ到来 熱中症に注意を
きょう15日(水)、気象庁は東北地方の梅雨入りを発表しました。東北南部では平年より3日遅く、北部では平年と同日のタイミングでの梅雨入りの発表です。本格的な雨の季節の到来です。
とは言え、宮城県においては既に6日(月)頃から曇りや雨の日が多くなっていました。ひと足先に梅雨のような天気になっていたと言えるでしょう。
今年の宮城県においては「梅雨入り」という季節の歩みは、天気の変化よりも気温の方に如実に表れそうです。
6月前半と後半で気温が様変わり
今月前半の宮城県は平年より気温の低い日が多くなっていました。日によっては最高気温でも15度前後と、4月上旬並みの肌寒さの日もあり、まだ長袖で生活している方の姿も多いように感じます。
これは、今月前半はたびたびオホーツク海に高気圧が進んできて、そこから涼しい海風が吹いてきたためです。気象庁から梅雨入りの発表はなかったものの、先取りして梅雨寒がやってきていたような状態です。
ところが今月後半になると高気圧の主役がバトンタッチします。これまでは梅雨前線北側の高気圧が主役でしたが、今後は南の太平洋高気圧が力を強める見込みです。
これに伴って蒸し暑い空気が東北地方にまで流れ込むようになり、気温も様変わりします。
あす16日(木)以降は一気に平年を上回り、最高気温が25度以上の夏日が続く見込みです。しかも初夏のカラッとした暑さとは異なる、湿度の高いムシッとした暑さになりそうです。
今月ここまでは涼しい日が続いていたことで私たちの体は暑さへの耐性が弱まっているかもしれません。そのタイミングで急に蒸し暑さがやってくることになりますので、熱中症には十分ご注意ください。