まさかHSPと笑顔うつ病になりやすい人に『共通点』がある!?
こんにちは、精神科医しょうです。
HSPだけに限らず、うつ病は誰でもなりえる可能性がある病です。
症状も人それぞれですが、気分の落ち込みや、ネガティブ思考になるなどの精神症状と、不眠、食欲不振、疲労などの身体症状が著しく悪化してしまうと、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。
しかし、そのような症状が表面に表れず、周囲からも気づかれにくいうつ病の一つに「笑顔うつ病」があります。
この病は、患っている本人にも自覚がなく、健康な人と表面上は変わらず、やり過ごすことができてしまうため、周りからもうつ病のはずがないと認識されてしまいます。
見た目だけでは罹患していると判断できない難しさがこの病にはあるようです。
自分はHSP気質だと思っていたけれど、笑顔うつ病を患っているかも?と感じている方はぜひ、この記事を参考にしながら読み進めてみて下さいね!
今回はHSPの観点から「笑顔うつ病」について解説していきたいと思います。
「笑顔うつ病」の症状とは?
笑顔うつ病は正式な病名ではありませんが、軽度から中度のうつ病に該当すると言われています。
「笑顔うつ病」を患っていても、普段通りの生活を送れてしまうため気付くことなく、ネガティブな思考を持つ自分を恥じてしまう人が多いようです。
しかし、放置すれば症状は悪化し、重度のうつ病を患いかねません。
主な症状をいくつかあげてみました。
- 無理矢理、人前で明るく振舞う
- 家に帰ると疲れ果てている
- 常に幸せを装う
- 自己のスケジュールや健康管理がおろそかになる
- 漠然と死を意識することがある
本当は辛くて悲しいのに人前では明るい笑顔で振る舞ったりしていませんか?
また、本当は私生活に満足していないにも関わらず、そのことを他人に悟られることが怖くて、常に幸せを装っている場合も笑顔うつ病の可能性があります。
辛い環境に身を置き過ぎた影響で、笑顔しか作れなくなってしまったというケースも多くあります。
自分の感情を抑圧し続けてしまうと、重度のストレスにより、病の引き金になってしまいます。
もし自分が上記の症状に該当する場合は「笑顔うつ病」を疑い、周囲に助けを求めることから始めてみるのも良いかもしれません。
大切なのは早期発見と早期治療です。
笑顔うつ病が深刻な病だと認識し、何か気になる症状がある場合は、すぐに医療機関を受診して下さいね!
HSPと笑顔うつ病になりやすい人の共通点とは?
笑顔うつ病になりやすいかどうかは、うつ病と同様、現在置かれている状況や家庭環境、これまでの経験、性格や気質が大きく影響します。
HSPの場合は性格や気質であるため、うまく付き合っていくしかありませんが、HSPの気質が影響して、微笑みうつ病を発症する可能性は大いにあり得ます。
HSPと笑顔うつ病を患いやすい人にはいくつか共通点があります。
どのようなタイプの人が笑顔うつ病を患いやすいのかいくつかあげてみました。
- 真面目で責任感が強い
- 頑張り過ぎてしまう
- 長い睡眠が必要
- 疲れやすい
- 繊細で傷つきやすい
- 周りに心配や迷惑を掛けたくない
しかしHSPだからといって笑顔うつ病に直結するわけではありません。
自身がHSP気質だと自覚しているのであれば、ストレスを対処して、うまく適応していくことで、病気の発症を防ぐことができます。
では、HSPが笑顔うつ病にならないためにできる対処法を次の項目で考えていきましょう!
HSPが笑顔うつ病にならないための対処法とは?
普段から規則正しい生活を送ることを心掛け、食事・睡眠・運動を心掛けましょう。
HSPは、自分に厳しく他人のために自己を犠牲にしがちです。
自分に極度のストレスを与えてしまうと、免疫力が下がり、微笑みうつ病のみならず様々な疾病を呼び起こしてしまうかもしれません。
まずは自分を大切にすることから認識を変えてみることをオススメします。
HSPが笑顔うつ病にならないために取り組むべきことをあげてみます。
- 自分を責めたり、罪悪感を抱いたりしないようにする
- 人の助けを借りる
- ライフスタイルを見直す
- ものの考え方やとらえ方を変えてみる
- 自分を大切にする、第一優先にすることも大切
まとめ
HSPは笑顔うつ病を患いやすい傾向がかなり高めですが、本人も自覚しにくいところにこの病気の難しさがあります。
気質だと思っていたら、実は病気だったということが大いにありうるからです。
見極めのポイントとしては、身体面で、普段と違う症状が表れ出した場合や精神面でも日常生活に支障が出るようになった場合は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
しかし、気質なのか病気なのかは見極めが難しいところです。
理想は普段から周囲の助言に耳を傾けることや、信頼のおける人に相談しておく、また日記を付けて、自己の振り返りをおこなうなどして自己管理をするようにすると良いでしょう。
どのような病でも早く気づくことが大切です!
少しでも自身の異変に気が付いた時には、すぐに専門家に相談するようにしましょう。
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