【倉敷市】安政3年創業の老舗和菓子店。アートな喫茶で、できたての岡山銘菓を堪能
「岡山のお土産」で揺るぎない存在があります。桃太郎がお腰につけているアレです。そう、きびだんご。岡山にはきびだんごで有名な和菓子店「廣榮堂(こうえいどう)」があります。廣榮堂の店舗のうち、喫茶を併設している「廣榮堂 倉敷雄鶏店(くらしきゆうけいてん)」に行ってきました。
店のようす
廣榮堂は安政3年(1856年)に創業し、岡山県内に7店舗を構える和菓子店です。倉敷雄鶏店は、観光地 倉敷美観地区の倉敷川沿いにあります。
倉敷雄鶏店のようすを紹介しましょう。
喫茶コーナー
喫茶を併設している倉敷雄鶏店。
壁には岡山出身のアーティスト山口敏郎氏の作品が展示されています。
上を見上げると和紙で作られた照明が。こちらもアート作品です。喫茶の空間を大海に見立て、ゆっくりと漂う「時」を表現しているのだとか。
販売コーナー照明の色がゆっくりと変わっていました。くらげが海をゆらゆら~と漂うのを表現しているのでしょうか。
販売コーナー
喫茶の横は土産物の販売コーナーに。
もちろん名物のきびだんごもありますよ。かわいいパッケージでいろんな味があります。プレゼントするひとを思い浮かべながら、どれが好みかなぁと選んでみては。
岡山銘菓のひとつ、調布(ちょうふ)も。白桃味があるんですね。どのような和菓子かあとで紹介します。
喫茶メニュー
喫茶の定番メニューは3つ。
- きびだんごセット(税込750円)
- むらすずめセット(税込750円)
- 調布セット(税込900円)
むらすずめは倉敷の銘菓です。
セットのドリンクは以下から選べます。オレンジジュース以外、すべてホットとアイスがあります。
- コーヒー
- 抹茶
- 煎茶
- 桃の紅茶
- 桃太郎ぶどうの茎茶
- ルイボスローズ
- オレンジジュース
きびだんごは聞いたことあるひとが多いと思いますが、調布は知っていますか?クレープ状にのばしたカステラ生地のなかに、求肥が入っている和菓子です。
倉敷雄鶏店の調布の特徴は、焼き立てが食べられること。注文してから生地を焼くので、あたたかい調布がテーブルに届きます。もっちり、やさしい甘みの求肥を堪能できる一品です。
他には季節の和菓子もいただけますよ。
くず粉と寒天でできた、水まんじゅう。ぷるっぷるの生地のなかにはこし餡が入っていました(白餡バージョンもあります)。夏にぴったりな涼しげな和菓子です。
▼調布、水まんじゅう、水ようかん、星涼菓(星形の和菓子)が盛られた期間限定のプレートも。6月いっぱいまで提供されるそうです。
星涼菓は、七夕をモチーフにしているそうです。
単品で購入もできます。なくなり次第終了なのでお早めに。
観光の休憩に、お土産に
観光地 倉敷美観地区にある倉敷雄鶏店。観光の休憩に喫茶でのんびりとするのはいかがでしょうか。アート空間で岡山銘菓を味わえるのはこの店ならでは。カフェタイムの後はぜひ、岡山らしさたっぷりのお土産を買って帰ってくださいね。