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先発転向の29歳右腕 3連勝の後、勝ちから遠ざかるも2ヶ月ぶりの白星を挙げる<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ハ・ヨンミン(写真:キウムヒーローズ)

11日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ロッテジャイアンツ-キウムヒーローズ(プサン)はキウムの先発ハ・ヨンミンが好投した。この日のハ・ヨンミンはプロ2年目キム・ゴンヒとのバッテリーで、これまでよりもフォークボールを多投。スピンの利いた速球との組み合わせで空振りを誘っていった。

ハ・ヨンミンは5回82球を投げて被安打2。三振5つを奪い、2回に適時打で許した1点に抑えた。

試合は3回に3点を挙げて逆転したキウムが5-2で勝利。ハ・ヨンミンは4勝目(3敗)を挙げた。今季、リリーフから先発に転向したハ・ヨンミンは開幕から3連勝するもその後白星から遠ざかり、この日の勝利は4月11日以来、2ヶ月ぶりとなった。

◇6月11日(火)の結果

・トゥサン 1 - 6 ハンファ(チャムシル)

 勝:バリア

 敗:クァク ピン

・SSG 7 - 6 KIA(インチョン)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:キム ドヒョン

・サムスン 6 - 4 LG(テグ)

 勝:レイエス

 敗:キム ユヨン

・ロッテ 2 - 5 キウム(プサン)

 勝:ハ ヨンミン

 敗:ハン ヒョンヒ

・NC 8 - 6 KT(チャンウォン)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:ハン チャヒョン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「イム・チャンヨン元投手が詐欺容疑で2度目の出廷」

KBOリーグだけではなく、日本、メジャーでもプレーしたイム・チャンヨン元投手が詐欺容疑で起訴され、11日にクァンジュ地方裁判所で開かれた2回目の公判に出廷した。イム元投手は2019年にフィリピンで知人に借りた8,000万ウォン(約911万円)を返済していないとして訴えられている。

イム元投手は「受け取ったのは現金ではなくカジノチップ。既に返済は済んでいて金額の認識に差がある」として容疑を否認している。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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