メジャーリーグがヨーロッパに本格進出。来夏にロンドンでレッドソックス対ヤンキース戦を開催
メジャーリーグがヨーロッパに本格進出する。
来春にオークランド・アスレチックス対シアトル・マリナーズの開幕戦が日本で行なわれることが正式発表されたが、夏にはロンドンでボストン・レッドソックス対ニューヨーク・ヤンキース戦が開催される予定だと複数のメディアが報じている。
来週にもメジャーリーグ機構からの正式発表される予定だという。
過去にヨーロッパでメジャーリーグの公式戦が行なわれたことはなく、MLBはロンドンっ子のハートを掴むために、メジャー屈指の黄金カードを提供。シーズン真っ最中の6月29日と30日にロンドンのオリンピック・スタジアムで行なわれる予定で、レッドソックスの主催試合となる。ロンドン遠征に参加する選手たちには各6万ドルの手当が支払われる。
ニューヨークとロンドンは時差5時間で、直行便の飛行時間は約8時間。ニューヨークとロサンゼルスは時差3時間、飛行時間は約5時間なので、選手たちにとっては西海岸への遠征よりも少しきついくらいの感じだと思われる。ちなみにロサンゼルスと東京は時差が16時間、飛行時間も約10時間なので、メジャーのチームがシーズン途中に日本で試合をするのは現実的ではない。
ロンドンを始めとするヨーロッパではサッカーが圧倒的な人気を誇っているが、NFL(アメリカンフットボール)は2007年から毎シーズン、ロンドンで公式戦を開催して毎試合で8万人以上のファンを集めている。2007年から12年まではシーズンに1試合だったが、あまりにも人気なために、13年は2試合、14年からは3試合に増やし、昨シーズンは4試合もロンドンで試合が行なわれた。
NFLの成功を目にしたMLBはリーグで最も熱く、人気のあるレッドソックス対ヤンキースのライバル対決で、ヨーロッパ進出の勝負に出る。