WBC通算本塁打ランキング。歴代トップはデスパイネ、MLB三冠王は2位タイ
千葉ロッテ・マリーンズと福岡ソフトバンク・ホークスでプレーしたアルフレド・デスパイネは、ワールド・ベースボール・クラシックにおいて、誰よりも多くのホームランを打っている。2009年に1本、2013年と2017年は3本ずつ。合わせて7本だ。今回のロースターにも名を連ねているので、さらに本数を増やす可能性もある。
デスパイネと1本差の2位には、フレデリク・セペダとミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)が並ぶ。2人とも、過去4度のWBCのいずれにも出場しているが、今回、セペダはロースターに入っていない。ちなみに、現時点でロースターに名前がある選手のうち、出場すれば5度目となるのは、カブレラとオリバー・ペレスの2人だ。メキシカンのペレスは、メジャーリーグで703試合に登板している。
セペダは、2014~15年に読売ジャイアンツでプレーした。日本プロ野球の通算本塁打は、WBC通算と同じ本数。2014年の6本だ。カブレラは、今年限りでメジャーリーガーとしてのキャリアに終止符を打つ。将来の殿堂入りは間違いない。500本塁打と3000安打をどちらも達成していて、2012年には三冠王となっている。また、WBCで過去4度ともホームランを打っている選手は、おそらく、カブレラしかいない。
WBC通算4本塁打以上の選手は、調べたところ、デスパイネ、セペダ、カブレラを含め、10人が見つかった。ネルソン・クルーズ(サンディエゴ・パドレス)とウラディミール・バレンティンも、今回のロースターに入っている。
1度のWBCで最も多くのホームランを打ったのは、2006年の李承燁だ。1次ラウンドの3本と2次ラウンドの2本で計5本。その3本目は、石井弘寿から打った。
なお、これまでのWBCで日本人選手が記録したホームランのリストは、こちらに掲載した。