戦争と争いの心理学:認知、感情、信念:夫婦げんかから国際問題まで、なぜ争いは悪化するのか
■ロシア軍、ウクライナに侵攻
恐れていたことが現実になりました。戦争は、高度に政治的な問題ですが、その背景にはやはり一人ひとりの心の問題があるでしょう。
■争いに関する感情と信念
戦争でも、もっと小さな集団同士の争いでも、また夫婦げんかのような個人間の争いでも、共通する人の心があります。
・恐怖
・怒り
・不安
・憎しみ
・恥
・集団との一体感(挙国一致、同じ立場の友人同士の仲間意識など)
・内集団びいき(内集団の優越性に関する認知:我が国の方が上、男は偉いなど)
・争いは避けらない(戦争は不可避)との信念
人と人、集団と集団、国家と国家。それらの間で思うようにいかない葛藤が生じると、人の心には様々な不快な感情が生まれます。
感情によって争いは激しくもなりますし、また争いを止める可能性も生まれるでしょう。
しかし多くの場合は、恐怖と怒りは、相手に対する軽蔑と敵意につながり、感情の暴走を止めなければ、悲劇が生まれるのです。
■争いと感情
感情によって、人びとは何を考えるかだけでなく、どのように考えるかも変わってきます。感情によって人の判断は変わるのです。
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