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コンセプトは〈毎日でも食べられる豚骨ラーメン〉もつ鍋からラーメンまでをワンストップで提供する

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

コンセプトは「毎日でも食べられる」飽きのこない一杯

伝統の味を継承しながらも、その時代にあった新しい味を追求してきた博多ラーメンは地元民に愛され続けている、昭和55年(1980年)創業の老舗〈めんくいや薬院本店〉。現在の住所は、福岡市中央区渡辺通。住所的には「渡辺通」だが、天神から一駅の「西鉄薬院駅」に程近いので一般的に「薬院エリア」に位置する場所。博多駅からもとても便利が良く、西鉄バスや福岡市営地下鉄でも簡単にアクセスできる。

あっさり臭みのない旨み溢れる豚骨ラーメン

あっさりとした懐かしい豚骨スープ。創業以来の味を継承しつつ、常に時代に合わせた改良を繰り返し、現在の臭みの一切ない、旨み溢れる〈めんくいや〉の味に。あっさりとしながらも豚骨の旨みがたっぷりなので、とても美味しい。そのスープに合わせた短尺で歯切れのいい自家製の麺や手作りの具材とともに、老若男女すべての方に、毎日でも安心して食べていただける飽きのこない一杯を提供。

2023年の初めに全面リニューアルされて生まれ変わった店内

広々とした明るい空間へと生まれ変わった店内は、入ってすぐ右手に券売機があり、まず食券を購入。その後、着座する席は、左側にカウンター席がずらっと並び、右側に二人掛けと四人掛けのテーブル席が複数並び、席数は30席強と広々。店内の最奥には「返却口」があり、食後の丼碗などはセルフで返却するシステムだ。

地元民だけでなく観光客や出張族にも最適なメニュー構成

乾杯のビール、もつ鍋からシメのラーメンまでをワンストップで提供するお店。日常的に地元民から親しまれるお店は、お昼のラーメンだけでなく、昔から、一軒目、二軒目のお酒を飲みながらのおつまみをつまむ、居酒屋的なスタイルを導入。もちろん通し営業なのでお昼から夜まで常時、居酒屋スタイルでの利用も可能なので、ご旅行やご出張の際でも、1日を通して楽しめるお店だ。

ビールを飲みながら餃子やチャーシューをつまむ

焼き餃子やおつまみチャーシューなど、ビールやお酒に合う一品料理も豊富に揃ったお店〈めんくいや〉。臭みの一切ない豚骨スープでつくる「豚骨もつ鍋」は、一人前から手軽に食べられる、お店自慢のオリジナルの鍋。そのほか、博多ちゃんぽんや焼きめしなどの料理も提供しているのでご家族でのお食事や仕事帰りの一杯、飲み会など、いろんなシーンに対応できる。さらに、お酒を飲んだ後のシメのラーメンにも最適解。

お昼を食べ損なった地元民を癒してくれる心のオアシス

腹ペコのまま夕方近くに到着し渡辺通の〈めんくいや薬院本店〉の暖簾をくぐってのんびりムードの店内へイン。通し営業だから安心して訪麺できるありがたいお店。早速、右手にある券売機の中段に位置するこってり特化型のメニュー「こってりとんこつ」を発券し、カウンター席一番手前に着座。

「こってりとんこつ」は、以前の「とんこつ合わせ味」の進化版

以前のメニュー名は「とんこつ合わせ味」で、メニュー名が違っているけど、待つこと暫しで着丼のソレは、見た目から違いがあり、新しく進化した一杯。濃厚泡々スープは、旨みをギュッと凝縮。泡立てマシーンでウィーン!と最後に仕上げて着丼するので、しっかりと麺に泡立つスープが絡んでくる至福。とろっとろのチャーシューも、これまた以前とは違う印象で最後に炙って完成する極上。

二年ほど前の「とんこつ合わせ味」。こちらも濃い味でとても美味しかった。
二年ほど前の「とんこつ合わせ味」。こちらも濃い味でとても美味しかった。

待つことしばし、着丼のソレは、以前とは別物の一杯

二年ほど前の記憶ではこってり感の中に、背脂など溶け込ませたドロっとした濃厚でクリーミーなスープの印象。ところがドッコイ現在のこの一杯は、超泡系なホワイトクリーミー。麺にもよく絡む極上のスープに仕上がっていて驚きを隠せない。

現在の「こってりとんこつ」は、まさに泡系のスープでクリーミー。
現在の「こってりとんこつ」は、まさに泡系のスープでクリーミー。

人気メニューの「とろとろチャーシューメン」

別日の腹ペコな夕方頃。店内入って右手の券売機の中からの選択は、大人気メニューの「とろとろチャーシューメン」を単品で。先客多数でテーブル席も埋まり、空いていたカウンター席の奥に着座。待つことしばし、着丼の「とろとろチャーシューメン」は、ホントに、とろとろなチャーシューがたくさん盛つけられ、提供寸前の最後の最後にバーナーで表面を炙るスタイル。香ばしい香りとワイルドな見た目で、ラーメンというより丼物の一品な感じで、麺が脇役的な存在。

スープはあっさり風に見えつつ、実は背脂とか塩味がはっきりとしたタイプなので、結構しっかりめな味わい。それゆえ、チャーシューとスープと麺を、交互に食べると丁度いい塩梅で、とても美味しくいただきました。

チャーシューも以前のものを一新

少し前の「とろとろチャーシューメン」。この時くらいのチャーシューの印象がとても強い。
少し前の「とろとろチャーシューメン」。この時くらいのチャーシューの印象がとても強い。

今現在の「とろとろチャーシューメン」。こちらの感じもとても美味しい。
今現在の「とろとろチャーシューメン」。こちらの感じもとても美味しい。

進化を続ける〈めんくいや〉のこれからが楽しみ

現在は「薬院本店」のほか、何度か行ったことがある博多駅の筑紫口側からほど近い「めんくいや博多駅東店」と、こちらは行ったことがない青森県の青森市内にある「めんくいや青森松原店」もある。それぞれお近くにお寄りの際は、ぜひお試しください。

めんくいや薬院本店

住所  :福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目3-27
[地図

営業時間:11時00分~24時00分(月〜金)

    :11時00分〜23時00分(土・日)

定休日 :なし ※要確認

駐車場 :専用駐車場あり(店頭に2台)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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