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【上越市】大町5丁目「まちやdeマルシェ」10/9開催!グルメにクラフト、話題の施設も見学できます!

かどまる珈琲と緩いものを愛すWebライター(上越市)

雁木がある地域に住むライターのかどまるです。
秋に入り、だいぶ街歩きがしやすくなったこの頃、町家を巡りながら散歩をするのにちょうどいい季節になりましたね。
今回ご紹介するのは、毎回開催される度に多くの来場者が集まる人気イベント「まちや de マルシェ」。春に続いて10/9に開催されることになりました。

会場となる大町5丁目は町家風情たっぷりで駅からも近く、観光客にも人気のエリア。近くには町家をリノベーションしたカフェや本屋がある、SNS世代に人気の東本町地区もあり、更にこの9月にアニメーションスタジオがオープンした等、今話題の地域でもあります。

前回の様子。旧今井染物屋ではワークショップが開催されていました
前回の様子。旧今井染物屋ではワークショップが開催されていました

今回もきっと何か楽しいことを企画しているに違いない!
まずは今回の開催についてのご紹介と、続いて春に開催された前回の様子を踏まえながら実行委員会のご担当者に今回の開催についてお聞きしましたのでご覧ください。

雪国の風情たっぷり、人気町家エリア大町5丁目!10/9のマルシェも多くの来場者が予想されます!

まちや de マルシェ

開催日 2023年10月9日月曜日(祝日)
開催時間 10:00~16:00
開催場所 大町通り(5丁目) *歩行者天国になりますので一般車両は通行できません
内容 ハンドメイド、クラフト販売(12店舗)/ フード販売(7店舗)/ キッチンカー(6店舗)/ ステージイベント / オフィスたてぐや立川、アニメーション制作スタジオ「藍丸」一般開放 /
駐車場 旧今井染物屋、日報カルチャースクール、高田小町の駐車場をご利用ください
問い合わせ まちや de マルシェ実行委員会(080‐5465‐2666)

ご担当者に聞いてみた!ズバリ今回のマルシェの魅力を教えてください!

かどまる
「ご多忙のところありがとうございます!マルシェの開催も5回目になるのですね。開催おめでとうございます。毎回賑やかに行われリピーターの来場者も多いと思いますが、まだ体験したことがない方へ改めて『まちや de マルシェ』がとういった目的で開催されているのか教えていただけますか?」

マルシェご担当者(以下:担当者)
「今回で5回目となりますが、開催地である大町5丁目は100年続く朝市である四九の市がありました。しかし時代の流れの中で、一昨年前に規模縮小で町内から無くなってしまいました。そこで、賑わいを保つ為にどうしたら良いかとなり、日本一の雁木を活かし雨が降っても買い物が楽しめる『まちやdeマルシェ』を開催する運びとなりました」

そうなのです、一昨年に報道でもあったように四九の朝市は規模を縮小し5丁目の手前までの範囲で開催されるようになりました。なので以前の様子を知っている、かどまるのような朝市ヘビーユーザーは少し寂しい思いをしていました。
100年前から続く朝市に合わせ、5丁目もそうですが開催される大町通り沿いにある住宅は昔から『週に一度は自宅前が歩行者天国になる』という前提で設計されているお宅も多く、『朝市ありき』のライフスタイルが続いています。朝市の規模を縮小せざるをえなかったのは仕方がないことですが、逆にみればこういったイベントで人を呼び込みやすいというメリットも残されていると思います。
『まちや de マルシェ』、こういった経緯で開催されるようになったのですね。

前回の開催の様子。春にしては暑い日でしたが、多くの来場者で賑やかな開催となりました。
前回の開催の様子。春にしては暑い日でしたが、多くの来場者で賑やかな開催となりました。

かどまる
「前回も参加させていただき、とても楽しかったです!フード販売やクラフト、ハンドメイドの販売も楽しみですが、ステージライブでは今回どんなことを企画されていますか?前回、かどまるは初めて南京玉すだれをライブで拝見しました!演者の皆さんも可愛らしく会場が盛り上がりましたね」

担当者
「毎回毎回、新しいお店の出店やイベントを企画しております。前回の春のマルシェでは、南京玉すだれグループさんが初めて参加され、お客様と一緒になって参加型で盛り上がって嬉しく思っております。今回は新たに上越で活動されている音楽グループが多数参加されますので楽しみになさってください!」

前回の開催の様子。「さては南京、玉すだれ~」とお馴染みのフレーズで披露されていました。町家らしいイベントの雰囲気を更に盛り上げていましたよ。皆さん衣装がお似合いで可愛い!
前回の開催の様子。「さては南京、玉すだれ~」とお馴染みのフレーズで披露されていました。町家らしいイベントの雰囲気を更に盛り上げていましたよ。皆さん衣装がお似合いで可愛い!

かどまる
「前回は五ノ辻稲荷神社の春の大祭がメインでしたが、今回は話題のアニメーション制作スタジオや新たな町家複合施設の一般公開がメインということでしょうか?ご担当者様からみて、『ここは見て欲しい!』というポイントはありますか?」

担当者
「そうですね。特に今回の目玉は大町5丁目で9月に新たにオープンされたコーヒー飲食店、アニメスタジオです。そして正にマルシェ当日である10月9日にオープンされる複合シェアオフィス『オフィスたてぐや北川』では古道具屋、写真屋、日本舞踊稽古場など様々な職種の新たな居場所づくりがされるそうで、主催者の私たちも新たな町の賑わいが生まれるという事で期待しております」

街歩きの目玉にもなりそうな新スポットですね!是非見てみたいです。

前回の開催より、旧今井染物屋にて。
前回の開催より、旧今井染物屋にて。

かどまる
「大町5丁目付近はInstagramで人気の東本町エリアや駅にも近く、どんどん賑やかになっていくかと思われますが、今後やっていきたいことなどはありますか?」

担当者
「そうですね。まちやdeマルシェは大町5丁目単独での活動ですが、周辺町内でも素晴らしいイベントや上越の伝統文化を活かしたお店や取組みが増えてきておりますので、連携して町全体が盛り上げられたら素敵だなと思っております」

かどまる
「最後に、これを読んでいる読者の皆様へひと言お願いします!」

担当者
「コロナが一定の収束となりましたので、今が地域の元気を取り戻す大事な時期だと考えております。私たちも地域一丸となって自分達も楽しみながら、そして何よりも沢山の方に何度も来ていただける様なワクワクできる地域を目指しておりますので、今回のマルシェにも期待していただきますようお願いします」

ご担当者様、お忙しいところご協力ありがとうございました。
高田町家をリノベーションし町に溶け込む話題のスポットも加わって、今回も大勢の来場者で賑やかになることでしょう。かどまるも当日を楽しみにしています!

前回の開催の様子
前回の開催の様子

リノベ町家がイメージを変える!町家のいいところを拡散させるきっかけ、その1つが「まちや de マルシェ」!

今回、ご担当者様に伺ってみると開催の背景には朝市の規模の縮小があったことがわかりました。かどまるも地方出身なので体感していることですが、定期的な人の流れがあったものが変わってしまうだけで街の雰囲気が寂しくなってしまうことがあります。
それを何とかしようと早いうちに行動を起こした5丁目の皆さんの努力、これからも応援していきたいと思いました。


そしてかどまるは毎回、記事の冒頭で「雁木がある地域に住むライター」と自己紹介していますが、町家が並ぶ地域に住むことになったのはたまたまでした。住んでみると生活の拠点が地域全体で歩いていける範囲できゅっと収まっていたり、雁木が暑い日差しや雨、雪から歩行者を守っていたり等、雪国の町家ならではの良さに気が付くことができました。

でもこうやって実際に住んでいる住民は年々少なくなっており、「祖父母や知り合いの家がこの辺りだが住んだことは無い」という人や「町家自体に縁が無く、入ったこともない」という人も。町家地域は生活エリアでもあるので、用事が無ければ雁木の下を歩いたこともない人もいるでしょう。
ですがここ数年は建築や保全技術の向上で建物の良さを活かしたリノベーション町家が増えており、町家の古さそのものが「味わい」として見直されるようになりました。

こうして人の目に触れる機会を作って「知ってもらう」こと、「まちや de マルシェ」はそういった普段無い機会を地域全体で作る、素敵なイベントの1つだと思います。

前回のマルシェに参加したかどまるの同伴者も、
「昔、おばあちゃん家がこんな感じだったのよ。土間があって、梁があって。大人になって入ってみると案外いいものね」
と、とても懐かしがって喜んでいました。
こうやって大人になってから改めて魅力に気が付く人も多いのかもしれませんね。
かどまるも上越の町家PRに協力していきたいと思います。

前回の開催で見学した旧今井染物屋の奥。懐かしい古道具も並んでいます。
前回の開催で見学した旧今井染物屋の奥。懐かしい古道具も並んでいます。

町家風情と一緒にフード、ハンドメイド、ステージに施設開放も楽しんで!大人も子供もまちやdeマルシェに寄ってかんかね?

いかがでしたでしょうか?今回は5回目の開催で恒例となった人気町家イベント「まちや de マルシェ」についてお伝えしました。

季節は食欲の秋、芸術の秋。街歩きをしつつ、美味しいものや素敵なものを堪能することができる「まちや de マルシェ」。大人から子供まで幅広い世代で楽しむことができるので、是非ご家族やお友達を連れてお散歩をしながら足を運んでみてはいかがでしょうか。
町家の魅力を発信する、今話題の大町5丁目。
どうぞ皆様も「まちや de マルシェ」で地域と町家の新たな魅力と雰囲気をお楽しみください。

第5回「まちや de マルシェ」
主催 ふるさと元気プロジェクト「まちや de マルシェ」実行委員会
本部 上越市大町5‐3‐20

珈琲と緩いものを愛すWebライター(上越市)

角(かど)は丸くやわやわと。上越の雁木がある地区に移住して10年、美味しい&楽しい情報をご紹介します。

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