【上越市】知ってる?噂のレトロ可愛い双六ゲットした!正月だけじゃない、年中楽しめる工夫と商店街愛
新年明けましておめでとうございます。雁木が並ぶ地域に住むライターのかどまるです。お正月、いかがお過ごしでしょうか。久々に遠くの親戚も来て賑やかなお正月を過ごされている方も多いことでしょう。
お正月というと親戚が集まり、従兄弟たちと楽しく遊んだ記憶があるかどまる。
時代が変わって遊ぶものが変わっても、みんなで楽しく遊んだ記憶は大切な思い出になります。
コロナ禍でボードゲームやカードゲームが一気に広まり、ゲームが新しいコミュニケーションツールとなった今、市内でちょっと変わった双六が発売され、それが「レトロ可愛い」と話題になっているの、ご存知ですか?
それがこちら。「高田百年商店街絵看板双六」です。
本町商店街で古くから続くお店にある絵看板を使ったリアルな双六で12月末に販売されました。
濃紺を背景に絵看板がズラリ、確かに可愛い!
今回はこの高田百年商店街絵看板双六を購入しつつ、実際に遊んでどんなものなのか試してみたいと思います。
「絵看板双六」とは?老舗の目印、絵看板は31個も設置されています
まずは制作した高田本町百年商店街実行委員会へどんなものなのか聞いてみることに。和菓子の大杉屋惣兵衛お馬出し店さんへやってきました。
この日は年末とあって寿羊羹や水羊羹を求めるお客様で賑やかな店内。
「久々に女将の顔見に来たよ!」と帰省客でしょうか、女将さんとの会話も楽しそう。
これこれ、ありました!
これが「高田本町百年商店街」で古くからあるお店の前にある絵看板です。各お店でデザインが違い、それぞれ個性的でモダンなデザインなので観光客にも人気。QRコードを読み込むと、各看板とお店の紹介ページへ飛ぶことができます。
ここ城下町高田は1614年、徳川家康の六男の松平忠輝を初代城主としてお迎えしたことから始まり、一見近代的なアーケード商店街に見える高田本町商店街には古い歴史を持つ店舗が31店舗あり、それぞれに絵看板が設置されています。
かどまるも散歩中に観光客から「これは何ですか?」と聞かれたこともあり、特に冬のシーズンは雪山にバケーションを過ごす外国人観光客には珍しく映るものなのだそう。
これらを使った双六、一体どんなものなのか早速聞いてみることにしました。
故郷の応援も兼ねた絵看板双六
こんにちは~と入って行くと早速ありました!
入口から入ってすぐのところに設置してありました。開封後に遊べるように駒とサイコロも付属しています。
高田本町百年商店街実行委員会さん(以下実行委員会)
「以前行った店舗巡りのイベントの『リアル双六』を元に紙にしたものです。街歩きのきっかけ作りになるかな、と」
本町商店街にどんなお店があるかは知られてはいますが、案外そのお店が持つ歴史については知られていないもの。絵看板が設置されたことで周知されるようになりました。
実行委員会
「遠くに住んでいる人でも、これなら紙媒体ですし『あのお店懐かしいな、まだ頑張ってるんだな』と思ってもらえますよね。この制作には補助金を使わず、自分たちで何とかしたいという思いも含まれています。それを遠くから応援してもらえたら嬉しいです!」
なるほど、商店街という面で見ることによって上越に縁がある方は懐かしく思うことでしょうね!帰省の際にはお店に寄ってみようという気分にもなります。
ちなみにこの双六の販売を行っているのはこちらのお店です。
・本町3、4、5丁目商店街振興組合
・大杉屋惣兵衛お馬出し店
・いわしや薬局
・雪の花みそ・みそ漬 杉田屋
・紺太
大杉屋惣兵衛お馬出し店さんでは発送も承っているので、遠方にお住いの方はどうぞお問合せください。
大杉屋惣兵衛公式ホームページ
大杉屋惣兵衛お馬出し店公式Instagram
では早速、開封してみましょう!
噂のレトロ可愛い双六がこちら!
中身がこちら。表紙とサイコロと駒、本体の双六です。
駒は侍が2人、町人の男性と女性が1人ずつ。
実行委員会さんによると、駒は何でもいいそうですし4人ぐらいで30分ほどだそうです。
表紙の裏には商店街への愛がこもった手書きの挨拶状が。
「是非実物の絵看板を見に高田本町商店街へお越しください」と、足を運ぶようお願いも。まだ実物を見たことがない方や興味がある方はどうぞ見に行ってみてください!
こちらが本体の双六を広げてみたところ。
わっ、見たことがある看板がいっぱい!こうしてみると圧巻ですね!
よく見ると看板の背景が桜、蓮、紅葉、雪と高田の春夏秋冬になっています。
そういえば実行委員会さんは「双六というとお正月や小正月の遊びのイメージがありますが、年中遊んで楽しんで欲しい」と仰っていましたがこういう工夫がされていたのですね。
これならボードゲーム的にこれなら年中遊べます。
それと皆さん、気が付きましたか?この配置、実際の商店街のように配置されています。
なのでいわしや薬局さんの看板の近くには司令部通りが。
これは知っている人なら「おお!」となりますね。
それにしてもいわしや薬局さんは元々は旅籠だったのですね。今で言うと旅館。
これは知らなかったです!
組み立て前の駒にはちゃんと両面テープが。細かな配慮もさすがです。
早速プレイしてみましょう!
じっくり見て改めて気づく、絵看板の魅力
スタートは高田まちかど交流館。
いきなり1です!
止まったのは澤田そば屋さん。「美味しいお蕎麦を食べてちょっと一服」、1回お休みです。
澤田そば屋さんへ行くと必ず天ざる蕎麦を注文するのですが、これが美味しいんだよなあ…かつ丼とカレーうどんも美味しいですよ!1回休んでしまう気持ち、わかります。
次は春陽館書店さん。「絵草子・教科本」という表示が何ともいえません。
今では一般書籍や参考書の他にご当地ならではの書籍もあり、かどまるも普段お世話になっていますが、本選びで時間オーバー、よくあります…。
2ます戻って、サイコロを振ってみると…
大原スポーツさんです!
これはいかにもスキー発祥の地上越らしい看板。スキーに書かれた漢字のフォントも素敵だなあ。
スポーツウェアだけではなくサポーター類も豊富でお世話になりました…。
3マス進んで更に振ってみると…
肉のいろはさんです。
おお、人力車でかっこいい!そうか、丑の日は「う」のつくものが縁起が良いと言われていますものね。人力車の勢いで一気に5マス進みます。
いろはさんのローストビーフが美味しいんだよなあ…。また食べたくなってきました。
5マス進むと藤作「古登」さん。残念、満席です!
本町のイベントでも販売することがあるだし巻き卵、美味しいんですよね!イベント出店でライブで焼いているところでつい足が止まって見入ってしまいます。
焼きたてがふわりとした口当たりにお出汁の風味。卵好きにお勧めです。
「この店でアレを買った」「コレが美味しかった」記憶も蘇るエモい双六
いかがでしたでしょうか?今回は高田百年商店街が発売を始めた絵看板双六についてお伝えしました。続きはどうぞご自分で楽しんでみてくださいね!
遊んでみると気が付くのですが、進めていくとお店で買い物をしたり、お店の人と話をしたという記憶も蘇るのです。
あのお店、まだ頑張っているんだな。
またあの味を食べたいな。
あのお店のご主人、元気かな。
買い物をしながらお店に寄りたくなってくる。実はすごい双六だったのです。
まだ販売しているお店は少ないですが、今後は土産物店にも置きたい、と仰っていた実行委員会さん。
上越に縁のある、遠方の方にも広がってくれると嬉しいですね!
気になった方は是非、販売店へ足をお運びいただき、遊んだ後も高田本町商店街へお越しください。
高田百年商店街絵看板双六
お問合せ:高田本町百年商店街実行委員会(上越市本町3-3-7大杉屋お馬出し店内)
年始の営業:1日休業、2日 10:00~初売り、3日~通常営業を予定しています。
*大杉屋惣兵衛お馬出し店Instagramより