今オフ、FAに最も投資した球団は? 契約総額はヤンキースだが、大型契約の人数は…
ニューヨーク・ヤンキースをはじめとする6球団は、今オフにFAと交わした契約の合計金額が、1億5000万ドルを超えている(メジャーリーグ契約のみ。マイナーリーグ契約は含まず)。
もっとも、ヤンキースはそのほとんどを、エースを迎え入れるのに費やした。ゲリット・コールの契約は9年3億2400万ドル。総額3億3650万ドルの96.3%に達する。他には、1年1250万ドルで再契約を交わしたブレット・ガードナーしかいない。
ワシントン・ナショナルズとロサンゼルス・エンジェルスも、1契約の占める割合が高い。77.3%と93.9%だ。ナショナルズは7年2億4500万ドルでスティーブン・ストラスバーグと再契約。他8人の契約は、どれもストラスバーグの10分の1に満たない。エンジェルスも、ストラスバーグとまったく同じ契約でアンソニー・レンドーンを迎えた。それ以外の2人は1000万ドル以下だ。ちなみに、ストラスバーグとレンドーンはチームメイトだった。
いくら以上を大型契約とするかは判断が分かれるところだが、シカゴ・ホワイトソックスとシンシナティ・レッズは、それぞれ2人のFAと5000万ドル以上の契約を交わした。ホワイトソックスの場合、実質的には3人だ。1780万ドルのクオリファイング・オファーを受け入れたホゼ・アブレイユと、その直後に3年5000万ドルの延長契約を締結した。後者の契約で計算すると、ホワイトソックスの総額は2億ドルを超える。
一方、FAとのメジャーリーグ契約が皆無の球団もある。コロラド・ロッキーズとタンパベイ・レイズだ。ただ、レイズは筒香嘉智と2年1200万ドルで契約し、横浜DeNAベイスターズには240万ドルのポスティング料を支払う。