【ゴルフ】ゴルフ練習場の5つの特徴と注意点 打席のマットや風の影響を把握しておく必要性
ゴルフ練習場の特徴
スイング作りや距離感の把握のために多くのゴルファーが利用しているゴルフ練習場には、把握しておきたい特徴がある。この特徴を把握しておくことで、コースラウンドに向けた練習がより良いものになる。
5つの特徴と注意点
ダフっても飛距離が出る
ボールを置くショットマットは人工芝でできており、ダフってもある程度すべるため飛距離はさほど落ちない。しかし、天然芝の上から打つコースでは少しでもダフると飛距離は落ちる。
練習場でダフっているにも関わらず良いインパクトと判定してしまっては、同じスイングをコースラウンドでした時に痛い目に合ってしまう。
ダフりかどうかの判定は、ある程度経験を積まなければ難しいものだが、ダフっていないショットのインパクト音は「乾いた音」だ。
ボールの着弾地点が上がっている
練習場によっては、ボールの着弾地点が上り坂になっている場合がある。このような場合は、目線が上がりやすくなる。そうなると、下から上にすくい上げるようなスイングになりやすく、スムーズに体を動かす基本動作を覚えにくくなる。
特に1階打席を使う場合は、着弾地点が上がっていると目線が上がりやすいので気を付けたい。小さめの練習場で、飛ばす方向のネットにボールが当たる場合も目線が上がりやすいので注意が必要だ。
風の影響を受けていることに気付きにくい
練習場の打席は、基本的にはボールを打つ方向以外は壁。よって、風が吹いていても壁が風をブロックするため体でその風を感じにくい。
風の影響を受けているにも関わらず、球筋をそのままスイングの結果としてとらえてしまうと、良い取り組みは難しくなる。
例えば、ボールが右に曲がるスイングをしたとしても、右から左に風が吹いていれば、弾道はストレートになることがある。風の存在に気付かずに、「良し」としてしまっては、右に曲がるスイングを覚えてしまいかねない。
練習場では、各距離に設置されている旗や、周りを囲っているネット、練習場周辺の樹木の揺れなどを参考に風の方向や強さを把握しておきたい。
スタンスマットとショットマットが分かれている場合、アドレス時のフェースの向きがずれやすい
練習場の打席は大きく分けて2種類ある。スタンスマットとボールを置くショットマットが分けれていて、2枚のマットを設置している打席と、スタンスマットとショットマットを分けずに1枚のマットを設置している打席だ。
2枚のマットを設置している場合は、ボールを打っていくうちに、スタンスマットとショットマットの向きがずれてくる。ずれを気に留めずに練習を続けると、クラブフェースの向きやスタンスの向きにずれが生じて、原因(スイング)と結果(弾道)のすり合わせが難しくなりかねない。
ずれたらマットの向きを直すか、狙う方向とマットの向きを合わせ(確認し)ながら練習をする必要がある。
打席は傾斜している可能性がある
練習場の打席は平らと思われがちだが、傾斜している場合がある。足裏の感覚を鋭敏にして、傾斜の具合を察知したい。気にしなくて良いレベルの問題とも言えるが、スイングはデリケート。小さなことが、大きくスイングや弾道に影響を与えることがある。
正しいフィードバック
弾道やインパクトの質を気にせずにスイング作りに集中しきる(しきれる)のであれば、練習環境はさほど気にしなくても良いかもしれない。しかし、理想的な弾道を打つことを目的とした練習であれば、今回挙げた練習場の環境は把握しておく必要がある。
正しいフィードバックができてはじめて正しい練習となる。効率的に上達するために、打席や風がどうなっているのかを確認した上で、練習場での時間を過ごしたい。
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