小倉駅近くで創業67年〈地元の人々に長く愛される老舗ラーメン店〉昔懐かしいあっさりとした豚骨ラーメン
福岡県北九州市小倉北区の京町。JR小倉駅南口から歩いて3分ほどの商店街の中にある昔ながらの懐かしい豚骨ラーメンを提供する〈一平本店〉。1957年(昭和32年)の創業というから今年67年目の老舗ラーメン店である。看板メニューは、塩分控えめなあっさりとした豚骨ラーメン。サラサラとしたスープは飲みやすいので飲んだ後のシメにもピッタリ。お値段も小倉駅近くの立地にしてはかなり控えめで好感。昔懐かしい味わいで食べた後に懐かしさが湧き出てくるような一杯なので地元の人々に愛され、ほっこりと落ち着けるようなお店だ。
通し営業の安心して寄れる老舗ラーメン店
この日は、小倉で久しぶりの飲み会があり、小倉北区の馬借で1次会、魚町で2次会があり、お開きになった後、特急で博多へ帰るためJR小倉駅へと向かう。その前に小倉で1杯だけでも「ラーメン」を食べて帰りたいと考えていたので、小倉駅を目指しながらアーケード街を歩いている途中に〈一平本店〉を発見。『懐かしいなぁ』と小さな声が漏れるくらい久しぶりに訪れてみた。
店内に入ると右手の壁側のカウンター席が半分ほどが埋まり、左手の厨房前のカウンターは手前と奥が埋まっていたので中央付近の空いた席に座らせてもらった。
店内を見渡すと昔からあまり変わった様子もなく、懐かしい老舗感が漂うラーメン店の雰囲気。その昔、魚町界隈を徘徊していた高校生の頃、何度となく訪れた懐かしい記憶がよみがえるお店だ。(※同じ町内にもう1店舗「ニュー一平」というお店もあるのだけどそちらに行った記憶はない)
注文は、さほどお腹が空いていたわけではなかったので、迷うことなく看板メニューの九州豚骨ラーメンの本命「ラーメン」単品を選択した。
ほとんど待つことなく配膳された少し豚骨の香る一杯は、脂感はあるものの控えめな感じで、あっさりとしたサラサラな豚骨スープ。かえしの塩分も控えめで飲みやすいスープなのでシメのラーメンとしても最適解といった印象。
中細のストレート麺も喉越しよくスルスルと入ってくる感じでとても食べやすい。具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲというシンプルな構成で、見た目からもオーソドックスな豚骨ラーメンのひと品。
お値段も北九州市の中心街「JR小倉駅」前の魚町エリアという好立地にもかかわらず、ラーメン1杯が「550円」という控えめな価格設定で、このご時世とてもありがたく魅力的である。
町中華のような創業67年の老舗ラーメン店
通常の豚骨ラーメン以外のメニューも豊富で、みそラーメン、カレーラーメン、チャンポン、餃子、やきめし、カレーやきめし、野菜そば、中華皿うどん、中華丼、中華カレー丼、ヤキソバ、ワンタン、ヤキブタ、野菜イタメなど、ラーメンメニューのラインナップはもちろん、腹持ちの良さそうな昔ながらの町中華のようなメニューもたくさん揃えている。
お昼時はもちろん、夕方以降のゆっくりと寛げる晩酌タイムにも老若男女の誰に対しても飽きのこない構成になっているメニュー表。ラーメンを食べ終わった後、それを眺めているだけでラーメン酒場のような使い方もしてみたいなぁと思った。