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元旦2019年最初の熱愛スクープはあるか。韓国の“文春砲”ターゲットはあるか?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
(写真:アフロ)

2019年、新しい年が明け、今日から2019年が始まる。韓国でも本日1月1日は公休日となっているが、旧暦の習慣がまだ根付いているため、旧正月(今年は2月5日が旧暦の1月1日となる)のほうが“正月モード”に彩られる印象だ。

ただ、1月1日になると日本同様に韓国でも、各種メディアが新年特集を組むことが多い。特に芸能ニュースは花盛り。日本でも1月1日になると、スポーツ新聞などで芸能人の熱愛報道や結婚のニュースがスッパ抜かれたりするが、韓国でも同じようなケースが多い。

その代表格と言えるのが、『Dispatch』だ。スクープに強いメディアで知られ、『週刊フライデー』や『週刊文春』のように波紋を呼ぶニュースをどこよりも先かげて発信することで知られる。

昨年は、日本でも人気だったK-POPガールズグループKARAの元メンバーであるク・ハラと元彼氏との間で起きたスキャンダルで、スクープをスッパ抜いた。元彼氏への暴行容疑にさらされていた ク・ハラが、逆に元彼氏から脅迫を受けていた事実を『Dispatch』がスッパ抜いたのだ。

その報道を機にク・ハラは暴行騒ぎを起こした側から“リベンジポルノの被害者”となり、ふたりの問題は、韓国社会にはびこる“リベンジポルノ問題”として社会的イシューになった。

(参考記事:元KARAク・ハラだけじゃない!! 韓国芸能界の衝撃すぎる“リベンジポルノ“事件を振り返る

そんな『Dispatch』が得意とするのが熱愛スクープでもある。それも1月1日にビッグカップルの熱愛を、ここぞとばかりに発表する。

2013年には人気女優キム・テヒと歌手RAIN(ピ)、2013年には2014年1月1日には少女時代のユナと人気タレントのイ・スンギ、2016年1月1日にはJYYのジュンスと人気ガールズグループEXIDハニが恋人関係であるという特ダネを、1月1日に発表している。

昨年はBIGBANGのG-DRAGONとガールズグループAFTERSHOOLの元メンバーだったジュヨンの極秘交際を、ふたりのデート現場をキャッチした写真とともにスクープした。

G-DRAGONは昨年2月27日から兵役のために活動休止中でこの熱愛報道に関して発言していないものの、昨年の1月1日はこのニュースが海外でも報じられた。

(参考記事:兵役中のG-DRAGONが別人!? 「ふっくらして可愛い」「イケメン注意」と話題

こうしたことから今や「熱愛スクープならDispatch」と言われており、韓国の大手ポータルサイトで「ディスパッチ」と検索すると、「ディスパッチ1月1日」という関連ワードが出てくるほどである。日本風で言うと、韓国では正月早々に“文春砲”ならぬ“Dispatch砲”が放たれるわけだ。

そこで韓国スポーツ新聞の芸能部記者やエンタメ専門メディアを運営する知人に、「2019年の“Dispatch砲”はあるか」を尋ねてみた。

それぞれ独自の取材網に基づいて、さまざまな俳優やタレントたちの熱愛説があると教えてくれたが(憶測もあり、また、今後報道する予定もあるそうなので名は伏せておく)、共通していたのは「2019年はK-POPガールズグループ出身者の熱愛説が出るのではないか」ということだった。

その根拠として挙げていた理由は、いくつかある。ひとつはK-POPガールズグループ、特に2000年代後半に活躍した“ガールズグループ第2世代”たちが20代中盤となり、色恋沙汰も増えていることだという。

“K-POP第2世代”とは前出のク・ハラなどで、昨年は元4minuteで“セクシーアイドルの代名詞”とされるヒョナも、ボーイズグループPENTAGONのイドンとの熱愛キス動画まで公表して所属事務所との契約解除までに至っている。

そんな大胆さに加え、昨今のガールズアイドルたちはSNSを積極的に活用しており、プライベートも発信する。それらをヒントに私生活を探って“張り込みマーク”されているアイドルやタレントもいるのではないか、ということだ。

年末に発表された「世界でもっとも美しい顔100人」の中にも、実に13名(女優コ・アラを含めると14名)のK-POPガールズグループ出身者たちがベスト100入りしていたが、その中にマークされているアイドルがいるかもしれない。

(参考記事:「世界で最も美しい顔100人」発表。韓国芸能界から選ばれた美女、一挙全公開!!【PHOTO】

果たして、2019年の“Dispatch砲”の主人公(犠牲者?)となるのは誰か。アイドルやスターといった芸能人や、その所属事務所関係者、さらにはファンたちが緊張する1月1日になりそうだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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