サンゴリアスで出場停止処分のアーロン・クルーデン、去り際に謝罪のわけ。【ラグビー旬な一問一答】
東京サントリーサンゴリアスに新加入した元ニュージーランド代表のアーロン・クルーデンは、1月12日、参戦するリーグワン・1部で3試合の出場停止処分を受けたと発表された。
7日の東京・味の素スタジアムでの第3節で危険なプレーがあったため。前半18分、自陣ゴール前の接点で、対するイーグルスのファフ・デクラークが球をさばこうとするところへ、頭突きのような体勢でぶつかっていた。
試合後、こう語っていた。
以下、単独取材時の一問一答の一部(編集箇所あり)。
——今日は、サンゴリアスでのデビュー戦でした。
「個人的には18分しかプレーできず、悔しかったですが、チームが14人でも勝てたのは誇るべきことです」
——デクラーク選手に頭がぶつかった場面について。
「それを狙ったわけではなかったです。ちょうどその前にタックルをして、立って、カウンターラック(接点に身体をねじ込み、押し返す動き)を狙っていたのですが、テクニックが足りなかった。低く入って頭に当たらないよう、改善していかなければいけないです」
——レフリーに笛を吹かれた瞬間の思いは。
「TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル=ビデオ判定)に入る前から、ちょっと…とは思いました(カードも覚悟)。ラグビーでは安全性も重要。少しでも頭に当たったら厳しく見られるのは、仕方のないことです」
——レッドカードを出された直後、デクラーク選手に謝罪をしてからグラウンドを後にしていました。
「ちゃんと大丈夫かを見たかったのです。お互い、怪我はさせたくないので。彼がちゃんとプレーを継続できたのはよかった」
——今後は(取材時は処分決定前)。
「どうなるかを見るしかない。問題(出場停止)が起こらないのがベターですが、(処分が)決まってから、どうすべきかを考えていきます」
チームは14日、クルーデンの前所属先であるコベルコ神戸スティーラーズとノエビアスタジアム神戸で対戦する。