【福岡市早良区】鍵のトラブルに自信あり『合鍵工房』
お散歩ライターの石井つかさです。
今日は、早良区西新にある合鍵工房さんにお邪魔しました。筆者の愛車の1台である1978年製のモンキーは手元に鍵が1本しかなく不安だったので、合鍵を作ることにしたのです。
お店に入ると、他のお客さんの合鍵を作っている最中で、10分ほど待ち時間があったので、その間に店内を見学させていただきました。ちなみに、この時作っていたのは自転車の鍵だったんですが、そんな鍵まで作ることができるとは驚きです。
店内には所狭しとブランクキーが並べてあります。ブランクキーとは、まだ削られていない未加工の鍵で、このブランクキーを削って合鍵を作ることになります。かなりの種類のブランクキーがあります。これだけあれば、対応できない鍵はなさそうに思いますね。
奥の方には外車のブランクキーもあります。海外の車の鍵は日本のものと形状異なるものが多く、普段見ることがない形状の鍵もあります。
店内を見ている間に筆者の順番がやってきました。40年以上前の鍵なので少し不安もありましたが、鍵をパッと見ただけでブランクキーを出してきました。さすがプロですね。
このブランクキーとマスターキーを専用の機械にセットします。マスターキーの溝に合わせてガイドが動いてブランクキーの方に同じ溝が刻まれるという仕組みだそうです。
ブランクキーをセットした後には切削機の刃の位置を調整します。これを行わないと溝が深く入りすぎたり、逆に浅くなりすぎたりして、合鍵の役目を果たせなくなるそうです。この調整はシビアに行う必要があり、経験が重要になるポイントの一つだそうです。
ここまで準備が終わると、あとはブランクキーを削っていきます。削る作業は思ったより短時間で終わりますが、その後の微調整にしっかり時間をかけていました。マスターキーと合鍵の溝の幅を専用の工具で計測し、何度も削り直します。その後、削った後にバリが残っているとスムーズに鍵が動かないということで、角を滑らかに削っていました。
ここまで丁寧な仕事をしてもらってお値段は990円(税込)とお値打ち価格です。作業をしてもらっている間に、少し疑問に思ったことを質問してみました。
ブランクキーがない場合はどうするの?
数多くのブランクキーがありますが、型番に合った物がない場合は元の鍵の溝の幅、厚みなど鍵の形状が近いものから作成をするそうです。
『鍵工房』さんは、合鍵だけでなく出張での開錠サービスなども行っているそうです。住宅、車、バイクは当然として店舗やロッカー、金庫なども。また防犯相談も行っているそうなので、鍵で困った時は相談してみるとよいでしょう。