中世ヨーロッパを思わせる佇まいで人気のホテルモントレ大阪。この11月からフレンチレストラン「エスカーレ」でスタートした「イブニングハイティー」が人気を呼んでいる。 夕方からなので、お酒の好きな人にはハイティーにアルコール飲み放題をプラスしたものも用意。「エスカーレ」の「イブニングハイティー」を取材させていただいた。

ハイティーとアフタヌーティーの違いってなに？

　調べてみた。アフタヌーンティーとはイギリス貴族間で貴婦人たちの社交の場としてのお茶会が起源だとか。当時は夕食の時間が遅かったそうで、間食として紅茶と共に軽食を楽しんでいたそうだ。ハイティーの方は1800年代後半にスコットランドで農民などが仕事終わりに、夕方から紅茶を楽しむようになったのが起源だとか。そのハイティーはアフタヌーンティーのお菓子や軽食に比べて、夕食にも近いため、肉などのメイン料理も出されるようになっていったという。現在では「軽い夕食を兼ねたティータイム」を指すことが多いようだ。そして、今やアフタヌーンティー同様にハイティーも広がりつつある。

　そんな中、この11月からホテルモントレ大阪の「エスカーレ」でスタートした「イブニングハイティー」が「中身が充実していて、思った以上にボリュームもある」（体験した女性客の話）と、話題になっているのだ。

　この「イブニングハイティー」を積極的に押し進めているのが、この11月からホテルモントレ大阪「エスカーレ」のシェフに就任した瀬戸信和さん。「１人でも多くのお客様にハイティーを通して、『エスカーレ』を知っていただくきっかけになればと思いました。料理だけでなく、盛りつけなどにも工夫し、また『エスカーレ』に来たいと思っていただければ、うれしいです」と瀬戸シェフ。

夕方から優雅な時間を堪能できる「イブニングハイティー」

　フレンチレストラン「エスカーレ」はウィーンの邸館に招かれたような気分に浸れるのも魅力だ。そんな中で食べる「イブニングハイティー」がまた、楽しい。

　メニューは日によって変わることもある。取材当日は、【前菜】が洋梨、北海道産 帆立貝、根セロリ、レモンタイムの薫り、ハーブの彩を添えて。

　【スープ】はサツマイモの「シルクスイートのポタージュ」で、カプチーノスタイルになっていて、生ハムをアクセントに使っていて、これが美味。

　【お肉料理】は「牛フィレ肉のポワレ」で、芹、じゃが芋、茸の温かいサラダ仕立て。

　ここまでですっかりお腹が満たされるが、ここからが別腹？大好きなスイーツのオンパレードなのだ。

　スイーツは「自家製カヌレ」「ラズベリーシュー」「スノーボール」「プチタルト」「オペラ」「パンナコッタ」「ムースケーキ（フランボワーズ・マンゴーなど）」など。

　別腹と言いつつ、本当にお腹いっぱいになるボリュームだ。

ドリンク類も充実のハイティー。アルコールは飲み放題で提供

　 「ハイティー」といえば、その名の通り、紅茶も楽しめるのが魅力。

　ここでは、フランス発祥の老舗紅茶ブランド「マリアージュフレール」が味わえる。特に「マリアージュフレール」の象徴である「マルコポーロ」などのフレーバーティーが用意されているのはうれしい。

●紅茶「マリアージュフレール」（「マルコポーロ」「エスプリ ド ノエル」「ボレロ」「アールグレイ インペリアル」

●コーヒー

●ソフトドリンクは「オレンジジュース」「グレープフルーツジュース」「アップルジュース」「ウーロン茶」

　このハイティーをアルコールとともに楽しみたい人には「ハイティー+アルコール」もある。

　アルコールには「グラススパークリングワイン(乾杯用)
」「生ビール
」「ワイン（白・赤）」「
カクテル（ジントニック・カシスオレンジ・カシスソーダ・モスコミュール）」。ほかに、
ソフトドリンクとして「ノンアルコールカクテル」4種（ライムスプラッシュ・グレープスプラッシュ・柚子スプラッシュ・グレープフルーツカクテル）や、「ジンジャーエール
」「オレンジジュース」「
ウーロン茶」を用意。

　「ヌーン活」ならぬ「ハイティー活」派には、見逃せないハイティーだ。

【店舗情報】

取材協力＝ホテルモントレ大阪