ハーブ栽培が苦手でも大丈夫|ハーブを無理なく暮らしに取り入れるコツ【レシピつき】
「ハーブのある暮らし」に憧れて実践しようとしたけど、なかなかうまくいかないことってありますよね。
特に多いのが「ハーブ栽培」の問題です。
「ハーブのある暮らし」は「ハーブ栽培」ができないと無理?
私は今までたくさんのハーブ本やハーブ関連の雑誌や記事を見てきましたが、次のような表現が多いように感じます。
・育てたハーブを生活に役立てる。こんな素晴らしいことはない
・採れたてのハーブでお茶を入れる贅沢
「ハーブを育てて使うことこそがハーブのある暮らしの醍醐味である」と言わんばかりの記事タイトルが目立ちます。
ですが、ハーブ栽培ができないとハーブを楽しめないだなんて、なんだか押しつけのような気がしてしまうのです。
健康のためにハーブを暮らしに取り入れたい。でもハーブの栽培は苦手。
という方はたくさんいますし、実は私もその1人です。
ハーブを使いたいのに、ハーブ栽培から学ばないといけない
私はハーブを使うために、ハーブ栽培を始めることにしました。
なぜなら、持っているハーブのレシピ本のすべてがフレッシュハーブを使うものだったからです。
ですが、ハーブ栽培がなかなか難しい。
虫がついたり、根腐れしたり、暑すぎたり寒すぎたり・・・
ハーブ栽培をするには、ある程度、本を読んだりしてハーブの育て方を知る必要があります。
ですが当時の私は2歳の娘の子育て中。毎日疲れ果てていたので、栽培の本を開いてはうっかり寝てしまう、という状態でした。
ただハーブで癒されたいだけなのに…フレッシュハーブを手に入れるのってこんなに手間ひまがかかるのかと、心がくじけそうになりました。
そんな時に出合ったのが「ハーブの薬」だった
そんな時、私が出合ったのがアメリカの「ハーブレメディ」でした。
ハーブレメディとは「ハーブの薬」という意味で、ハーブをアルコールやオイルなどに浸して有効成分を抽出させるというものでした。
ハーブレメディは名前こそ「薬」ですが、その姿かたちはまるで普通の調味料でした。
おいしい調味料なのに健康管理にも役立てることができる、こんな便利なものがハーブで作れるというのです。
「これならハーブ栽培ができない私でもハーブのある暮らしができる」
そう思った私は、その後ハーブレメディのレシピや使い方を勉強して、今に至ります。
ハーブ栽培ができないなら、ドライハーブを活用しよう
ハーブ栽培ができなくてもハーブは楽しめますし、健康に役立てることもできます。
フレッシュハーブが恋しくなったら、時々スーパーに行ってローズマリーやバジルを購入する程度でいいんです。
保存がきくドライハーブを何種類がそろえて、マイペースにゆっくりと使っていく方が、無駄がなくゆったりとハーブを楽しむことができます。
ドライハーブだからこそおすすめのレシピ3選
「ドライハーブを使ってみようかな」と思ったあなたへ、簡単なドライハーブを使ったレシピ3つをご紹介します。
気になるものがあればぜひ挑戦してみてくださいね。
ローズマリーの化粧水
- ドライローズマリー 大さじ1
- 水 200ml
グラスにすべての材料を合わせ、ラップをして冷蔵庫に入れます。一晩、または8時間おいたらハーブをこしてできあがり。
化粧水として、またはコットンに含ませてローションパックにして使うことができます。
保存は冷蔵庫で、4~5日以内に使い切ります。
※水は精製水がベストですが、なければ浄水、ミネラルウォーターで代用できます。
シンプルハーブソルト
- ドライオレガノ 小さじ1
- 塩 大さじ2
保存容器に材料を混ぜ合わせます。
肉や魚・野菜を焼く時に塩の代わりに振りかけたり、シチューやパスタの味付けに。常温で1~2年保存可能。
バジルオイル
- ドライバジル 瓶の半分程度の量
- オリーブオイル 瓶の上のラインまで来る量
- 密閉できる瓶 お好きなサイズのもの・2つ(抽出用と保存用)
瓶は事前に消毒し、完全に乾燥させておきます。
ハーブとオイルを瓶に合わせたらふたを閉めて冷暗所に2週間置きます。ハーブをこして消毒済の保存瓶に注いだらできあがり。常温で1年保存可能。
※ハーブオイルに関しては、フレッシュハーブよりもドライハーブを使う方がおすすめです。詳しい理由は下記の投稿を参考にしてみてくださいね。
関連記事→ハーブオイル作りにフレッシュハーブはNG?!
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ドライハーブでもハーブのある暮らしはできる
ドライハーブは、フレッシュハーブよりも保存がききますし、フレッシュにはない深い味わいを持ちます。
フレッシュハーブを収穫できなくても、代わりにハーブ店に並ぶ香り豊かなドライハーブに触れてみましょう。
ハーブ栽培をする時間がなくても、ハーブを使うことをあきらめなくても大丈夫です。
ドライハーブを使って、暮らしを楽しみながらワンランクアップさせてみてくださいね。
- ※この記事はハーブで生活を豊かにするヒントとして個人の考えをお伝えしています。ハーブによる病気の治癒効果を保証するものではありませんのであらかじめご了承くださいませ。