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【現役プロ心理カウンセラー】が教える、自己肯定感の高い人と自己中(ジコチュー)の違い。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「自己肯定感の高い人と自己中の違い」についてお話したいと思います。

自己肯定感の高い人は、自分がオッケーだと思っています。自分のことを大切な人間だと思っています。そして、他人も、自分のことを大切に思っている筈だ…ということを理解しているため、他人のこともオッケーだと思っています。

ところが自己中の人は、自分はオッケーだけれど、他人はオッケーじゃないと思っています。自分は大切に思うけれど、他人のことは大切に思ってないのです。

上記が、自己肯定感の高い人と自己中の最大の違いです。

整理します。
自己肯定感の高い人は、自分がオッケーで、他人もオッケー。
自己中の人は、自分がオッケーで、他人はオッケーじゃない、ということです。

ときおり、「自己肯定感を高めていくと、どんどん自己中になっていくのではないか?」と思ってらっしゃる人がいるのですが、そんなことはありません。真に自己肯定感が高い人は、他人に対する思いやりも深いので、自己中にはなっていかないのです。

自己肯定感が低い人は、つい他人を優先にしてしまう傾向があるのですが、だからと言って、自己肯定感が高くなっていけば、自分を優先して他人を利用するようになるということはございませんので、そのあたりはどうぞご安心ください。

続いて、自己肯定感の高い人の特徴を挙げたいと思います。
1.失敗を恐れない。
2.向上心がある。
3.基本、人と自分を比較することがない。
4.感情のコントロールができる。
5.楽観的なプラス思考ができる。
6.自尊心が高いので、いつも上機嫌である。

次に、自己中の特徴を挙げたいと思います。
1.人に合わせることが出来ない。
2.約束が守れない。
3.ルールが守れない。
4.自分に興味があって他人に興味がない。
5.自分の言動を振り返ることが出来ない。
6.プライドが高いので直ぐに怒る。

以上です。
こうやって挙げてみると、自己肯定感の高い人と自己中は、全然違うということがわかるかと思います。自己肯定感が高い人は、人から好かれますが、自己中の人は、人から嫌われます。このあたりも、自己肯定感が高い人と自己中の違いです。

自己肯定感の高い人とは、積極的に仲良くしていきましょう。そして、いい部分は自分の中に取り込んでいきましょう。
自己中の人とは、積極的に距離を置いていきましょう。そして、彼らに振り回されない様に注意していきましょう。

というわけで、今日は、「自己肯定感の高い人と自己中の違い」というテーマでお話しをさせて頂きました。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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