実弾紛失騒動で改めて示された「自白」偏重で過ちを繰り返す警察の姿勢
奈良県警の実弾紛失騒動を巡る国賠訴訟で、奈良地裁が県に約355万円の支払いを命じた。実際には奈良西署に5発少なく配分していた県警本部のミスであり、紛失の事実などなかったのに、点検をした西署の20代の男性巡査長が盗んだと決めつけ、「自白」を強要し、うつ病の発症や休職にまで追い込んだという。
なぜ配分ミスの発覚が遅れた?
この事件は、2020年11月に奈良県警本部が奈良西署に対して実弾を配分した際、数量を誤って5発少なく納入したことが発端となっている。
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