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ケンミンSHOWで話題 とじないカツ丼は、長野・新潟・群馬・埼玉のどこが一番ウマい?

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。

読売テレビ・日本テレビ系の「秘密のケンミンSHOW」で、長野県の卵でとじない「ソースカツ丼」が注目されています。

今回は、長野県のソースカツ丼のおすすめ個人店や、他県の卵でとじないカツ丼を比べてみます。

埼玉県・秩父のわらじカツ丼

わらじカツ丼は、「わらじ」をイメージした2枚のカツからその名前が付けられている、埼玉・秩父名物です。味つけは醬油・みりんがベース。

元祖の安田屋は、西武秩父駅からバスで45分もかかりますが、地元の常連さんのほか、バイクで訪ねるお客さんが多く、行列になることが多いです。

長野県のソースカツ丼同様、丼に収まらないボリューム。

「わらじ」モチーフなので2枚セット。1枚は、フタを裏返して置いておくのが流儀です。

肉質は標準クラスだと思いますが、衣が薄め。醬油・みりんダレは、やや醤油を強調。ボリューム感で勝負するカツ丼です。

ライバル店の東大門は、安田屋とは逆で衣が厚いものの、肉質にこだわりを感じ、タレは、みりんの方を強調していました。

群馬県・ソースカツ丼

群馬のソースカツ丼は、豚肉の種類やキャベツの有無に決まりはなく、地域やお店ごとに工夫をこらしています。ただし、桐生市では独自のルールがあります。

群馬県の富岡製糸場に近い新洋亭(富岡市)は、大正14年創業。ご高齢となり、残念ながら昨年閉店されています。

新洋亭のソースカツ丼は、食べやすいひと口カツで、キャベツがなくシンプルなもの。やや甘口の味が印象に残っています。

新潟県・タレカツ丼

新潟市のタレカツ丼は、薄めのトンカツを、醤油・みりんベースの甘辛ダレにくぐらせたカツ丼です。元祖店はとんかつ太郎。

※このページでは、店名以外は、タレカツ、トンカツ、カツ丼のカタカナ表記とさせて頂いております。

カツは薄目のため「カツ5枚」が1番おすすめ。またキャベツはないため、サラダを頼む地元の方も多くいました。

醬油ベースの味づけは、米どころ新潟らしいと言えるかも知れません。頼むときのコツは、肉だけだと飽きてしまうため、サラダや味噌汁を頼んでバランスを良くすることです。

長野・ソースカツ丼

長野県のソースカツ丼は、厚切りトンカツに甘辛ソース、千切りキャベツが特徴です。伊那市のたけだを訪ねました。

びっくりするほどトンカツの厚みがすごく、他県のカツ丼とは一線を画します。

トンカツは分厚いだけでなく、じっくり時間をかけて揚げたのか、ジューシーで脂も特上。

ご紹介したお店は、それぞれ値段も異なり、一概に比較はできませんが、カツの質だけで比べるなら、長野が1番だと思いました。伊那谷と呼ばれる、駒ケ根市や伊那市に、特に名店が多いです。

埼玉県・秩父のわらじカツ丼 …肉厚は薄めだがサイズが大きく、わらじを模して「2枚」乗っており、ボリュームあり。醬油・みりんベース。

群馬県・ソースカツ丼 …肉のサイズは普通程度で、キャベツを敷かない店ではご飯が見え、中山秀征さんの言う「余白」がある。地域や店ごとの個性を楽しめる。

新潟県・タレカツ丼 …肉は薄目だが、米どころらしい醤油ベース。日本人好みの甘辛で箸が進み、サラダ、味噌汁とよく合う。

長野県・ソースカツ丼 …通常のトンカツ定食と同レベルの分厚いカツで、肉質へのこだわりがある。

各県数店ずつしか回っていませんが、筆者の知る限りでは、上のような特徴があると感じました。ぜひ、食べ比べをしてみてください。

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穴場ずらし旅、愛好家

宿泊歴500泊。関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビ(2023年)、TBSテレビ(2024年)に旅の専門家として登場。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住。

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