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【三つ子の魂は百までも】3歳までに7~8割が作られる「育てられ性格」の秘密を暴露します。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「3歳までに7~8割が作られる、育てられ性格」というテーマでお話しいたします。

私(竹内成彦)は、性格をずっと研究している心理カウンセラーです。
私は、性格に興味があり過ぎて、「どう子どもを育てたら、どんな大人になるのか?」などをずっと考え、そのことで文章を書いてみたりして、その結果、子育て本を何冊も出版し、講演を幾度も開催し、一時期は、子育てカウンセラーと呼ばれていたくらいです。

子どもは、ある特有の生まれつき性格を持って、生まれてきます。
よく泣く赤ちゃん、あまり泣かない赤ちゃん、すごく手のかかる赤ちゃん、あまり手のかからない赤ちゃん等々。そう、赤ちゃんは、生まれたときから、しっかりその子らしい性格を持って生まれてくるものなのですね。

そして、そんな赤ちゃんを、多くのお父さんやお母さんは一生懸命に育てます。
多くのお父さんやお母さんは、自分が育てられたように、自分の子どもを育てます。自分が可愛がられて育てられた人は、可愛がりながら赤ちゃんを育てるだろうし、自分が叱られながら育てられた人は、叱りながら赤ちゃんを育てるだろうということです。←自分の両親を反面教師として、自分の育てられ方と違う育て方をする人もいます。

お父さんやお母さんの育て方が、たまたまその赤ちゃんの気質(生まれつき性格=先天的性格)に向いていればいいのですが、向いてない場合は、ちょっとだけ互いに不幸です。

さて、日本には、「三つ子の魂は百までも」という諺(ことわざ)があります。この諺(ことわざ)の意味は、「養育者の育て方によって、3歳頃までに、その子の性格が形成され、その性格は、100歳まで変わらない」という意味です。←この諺は、「3歳までは、親が育てなければならない」という意味ではございません。

ここで、「諺(ことわざ)なんて、所詮迷信でしょ」と言う方がいらっしゃいますが、この諺(ことわざ)については、そうとばかりは言えません。乳幼児期に大切な人格形成の基本が出来上がるということは、科学的に証明されているのです。

私(竹内成彦)は、3歳頃までに、性格の7~8割は作られると思っています。
この時期に不適切な育てられ方をした人は、人に対する基本的信頼感を持つことが出来ず、愛情を与えるのも受け取るのも下手な人になってしまうと思います。また私は、「何かやりたい」という自主性や、「自分が好きだ」という自己肯定感もこの時期に育まれると思っています。←可能性が大きい…ということです。

「人や社会というものは、自分を傷つけるものだ」と思ってらっしゃる人、意欲の乏しい人、「自分のことが好きじゃない」と仰る人は、この乳幼児期の育てられ方が不適切だったのだろう…と推測されます。

生まれつき性格と違い、この、3歳までに7~8割が作られる育てられ性格は、今後の人生の、幸・不幸に、大きく影響を与えます。

ここで復習です。
ちょっとイメージしてみてください。
性格はゆで卵のような二重構造になっています。
黄身の部分が、生まれつき性格=先天的性格であり、
白身の部分が、生まれたあとから作られた性格=後天的性格です。
さらに白身の部分は、三重構造になっており、
中心に近い部分から、狭義の性格、習慣性格、役割性格となっています。

育てられ性格とは、狭義の性格のことであり、もっとも生まれつき性格に近い部分で、狭義の性格の改善は、習慣性格や役割性格と違って、非常に困難だと言われています。

そう言った意味では、人から好かれるようになるためには、比較的外側にある習慣性格を変えるだけで良いので、比較的簡単でありますが、自分を好きになることは、狭義の性格を変えなければならないので、非常に難しいことだ…ということがおわかりいただけるかと思います。

このように、生まれてから3歳までに性格の7~8割ほどが作られてしまうわけですから、お父さんやお母さんなどの養育者は、赤ちゃんがずっと大人になっても幸せに生きていけるよう、この時期に、愛情をたっぷり注いで育ててやって欲しいなあ…と思います。

ポイントは、しっかり見てあげること、赤ちゃんと視線を合わせること、そして触ってあげること、そして声をかけてあげること赤ちゃんの発する声に反応してあげることです。

それから、我慢することを覚えさせることと、オモチャ遊びなどを通じて、いろんなことに挑戦させてあげることが大切です。

そうすれば赤ちゃんは、性格の7~8割ほどの部分を良い性格に作ることが出来、その後の人生も、きっと幸せに生きていけるようになることでしょう。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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