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睡眠の質にも影響!?朝の日光浴によるメリット3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

猛暑が続くこの時期は、1日中家の中で過ごすという方も少なくないかもしれません。
しかし適度な日光を浴びることは、私たちの体へ良い影響をもたらすことがわかっています。日光は悪いことばかりではありません。

・日光浴とは・・・

日光浴は、健康法として太陽光を体へ浴びることとされています。

しかし過度な日光浴は、日焼け、シミ、しわ、たるみ、皮膚がん、白内障など、リスクもあることがわかってきています。近年は美容面からも日光を避ける傾向が強まりつつありますが、健康面や暮らしにおいては日光は必要な要素の1つといえます。過度に日光を避けすぎず、必要な日光浴は行うことをおすすめします。

・朝の日光浴によるメリット3選

❶すっきりした目覚め

朝起きて太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされスッキリとした目覚めに繋がります。
日光を目から感じることで、睡眠ホルモンともよばれる「メラトニン」の体内での分泌が抑えられます。メラトニンが夜に体内で分泌されることで自然な眠気、質の良い睡眠が期待できますが、起床時まで体内のメラトニン分泌がある程度続いてしまっていると、起きても眠気が残ってしまいます。
適度な日光によりメラトニンの分泌が抑えられることで、眠気も抑えられ、気持ちよく1日のスタートを切れることでしょう。

❷睡眠の質の向上

質の良い睡眠に必要なホルモンの「メラトニン」を夜に分泌させるためには、朝に日光を浴びておく必要があることがわかっています。

1日中室内で過ごしてしまっていては、体内時計が乱れやすく、夜になってもメラトニンが十分に分泌されないので睡眠の質は低下してしまいがちです。高級寝具や快眠グッズを揃えていても、朝の日光がなければメラトニンが不足し、質の良い睡眠は期待できないといえるでしょう。
夜の眠りのためには、朝の行動がとても重要です。

❸ビタミンDの生成

栄養素の1つであるビタミンDが不足してしまうと、骨粗鬆症、糖尿病、うつ病などのリスクが高くなってしまう可能性があります。さらに、免疫力低下にもつながる可能性もあるようです。

ビタミンDは、食事やサプリメントからの摂取のほか、体内で作り出すことが可能とされています。その時に必要になるのが、適度な日光を肌に浴びることです。
日光には紫外線が含まれており、この紫外線がビタミンDの生成過程に必要になります。紫外線は体へ悪影響を及ぼすイメージだけがあるかもしれませんが、ビタミンDの生成に関しては適度な紫外線を浴びることが必要とされています。
ただし過度な紫外線の浴びすぎは控えましょう。

さいごに

日光浴にはメリット、デメリット、また日光アレルギーなどの個人差はありますが、一般的に健康のためには適度な日光は必要と考えられています。特に朝の日光浴にはメリットがたくさんです。
暑いからといって1日中家の中に引きこもる生活は避け、適度な日光を浴びて健康的な1日をスタートさせることをおすすめします。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

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