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季節の変わり目におすすめ、睡眠の質を上げるコツ3選を専門家が解説

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

夏が過ぎ、夜の寝苦しさからは解放されつつあります。
しかし熱帯夜が明けても、睡眠の質の低下や、寝つきの悪さを感じている方は多いのではないでしょうか?実は季節の変わり目のこの時期は、睡眠の不調を感じやすいといわれています。

・秋の睡眠不調は自律神経の不調が影響!?

自律神経は交感神経、副交感神経からなり、これらがバランスを取ることでカラダやココロの状態を維持しています。自律神経が乱れてしまうことで、睡眠の不調の他、ストレスダルさ頭痛肩こりなどさまざまな不調が引き起こされやすくなります。
夏から秋にかけては、気温の変化、雨や台風による気圧の変化、暑さによる夏の疲れなど、多くの要因から誰もが自律神経の不調を感じやすい時期です。積極的な対策を行なっておきましょう。

・夏~秋、季節の変わり目に自律神経を整えるポイント3選

❶バランスの良い食事

自律神経が乱れていると、食欲不振や消化不良、下痢や便秘症状があらわれやすくなります。さらに夏の定番、そうめんや冷麺、かき氷やアイスなどによる偏った栄養や内臓を冷やす食事で、体には負担がかかっている状態です。
この時期は特に、栄養をバランスよく摂ることも必要ですし、冷たい食事を避け、温かい食事を心がけましょう。
腸内環境を整え、睡眠に良い影響を与えるビタミンDを含むきのこ類や、エネルギー代謝に必要なビタミンB1を含む肉類ナッツ類、体をあたためるショウガなどはおすすめです。秋が旬のサツマイモかぼちゃは、食物繊維が含まれ腸内環境を整えてくれますし、ビタミンB群を含むので特におすすめです。

❷日中の適度な運動

自律神経を整えるには、1日のうちで活動とリラックスのメリハリをつけることが大切です。メリハリをつけるためには、日中の適度な運動で活動的に過ごすことがおすすめです。
気温が落ち着いている秋は、スポーツをするのに最適な時期です。ジョギング、ウォーキングなど体に負担がかかりすぎないことから始めましょう。
ただし夜に激しい運動をしてしまうと体の興奮状態が続き、睡眠に悪影響です。運動の程度にもよりますが、激しい運動は寝る3時間前までを目安にしておきましょう。

❸夜は風呂でリラックス

日中は活動的に過ごし、夜寝る前はリラックス状態で過ごす必要があります。
体をリラックス状態にさせるのに最適なのが入浴です。おすすめは、少しぬるめと感じる40度ほどに、約10~15分です。熱すぎると逆に体が興奮してしまい、リラックスしにくくなります。
また入浴のタイミングは、就寝時刻の約90分前がおすすめです。入浴で一時的に温められた体は徐々に体温が下がることで、眠る頃には自然な眠気が起こりやすくなります。

さいごに

今年は夏から秋にかけての寒暖差や、台風など気候の影響により自律神経が乱れやすく、睡眠の不調や疲労感など多くの不調が起こりやすくなっています。「苦手な季節」と捉えず、しっかりと対策を行い「過ごしやすい季節」として過ごしましょう。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

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