勝率8割4分の異次元天才・藤井聡太二冠(18)今年度最高15連勝をマークし記録3部門で単独トップ
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2月18日。藤井聡太二冠(18)は竜王戦2組2回戦で広瀬章人八段(34)に勝ちました。
藤井二冠の今年度連勝記録は15へと伸びました。これで連勝部門は単独トップです。
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藤井二冠に続く現在の連勝継続記録は、大橋貴洸六段の8連勝。残る期間を考えれば、藤井二冠が連勝部門で単独1位となる可能性は、かなり高いと言ってよさそうです。
【追記】ただし連勝記録が確定するのは連勝が止まった時点なので、今年度中に敗れない限り、今年度連勝賞の対象にはならない可能性もあります。
今年度、藤井二冠に残された対局は、そう多くはありません。現在スケジュールが発表されているのは3月10日のB級2組最終11回戦、中村太地七段戦。あとは叡王戦・八段予選決勝がつくのかどうか、ぐらいでしょうか。これから藤井王位・棋聖への挑戦権を争う王位戦リーグや棋聖戦本戦トーナメントが始まりますが、当然ながら藤井二冠はそれには参加しません。
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藤井二冠は年度中にあと5連勝できれば、中原誠16世名人が1967年度に残した不滅の年間最高勝率記録0.855(47勝8敗)に並びます。しかし残された対局数が少ないため、こちらの記録更新は難しそうです。
今年度、藤井二冠に残された対局が仮にあと2局で、いずれも敗れたとすると、勝率は0.808(42勝10敗)。前人未到の4年連続勝率8割超えの可能性については、かなり高いと言えそうです。
1年間の勝率が8割4分だけでも異次元なのに、通算成績でも8割4分を超えているのは、どういうことなのでしょう。藤井二冠の成績記録に関しては、何もかもが異次元です。
今年度対局数に関しては、現在までに63局を指している永瀬拓矢王座が独走状態。50局で2位の藤井二冠に大差をつけており、ほぼ当確と言ってよさそうです。
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永瀬王座は王将戦七番勝負において、渡辺明王将に3連敗のあと1勝を返しました。さらにはA級昇級をかけたB級1組順位戦と、重要な対局が続きます。
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将棋大賞が制定された1973年度以降、記録4部門制覇は羽生善治現九段が4回。藤井二冠が1回。今年度、さすがの藤井二冠も4部門制覇は難しそうです。