「銀行ATM手数料の値上げトレンド」ムダに手数料を払わないための3つの回避法
三井住友銀行は来年4月5日からコンビニATMの手数料を改定すると発表しました。毎月25、26日の日中の手数料は現在の110円を無料にするほか、早朝や夜間も220円から110円に引き下げる予定です。他方で、それ以外の日は値上げとなり、平日の日中は110円から220円に値上げする他、休日や夜間は330円に上がる予定です。
2018年10月にも多くの銀行のATM手数料は値上げされ、2019年10月の消費増税でも手数料は上がり、値上げトレンドは続きそうです。他方で普通預金金利は年0.002%程度で、10万円を預けても年2円程度の利子しか付きません。110円を1回払うだけで、手数料負けしてしまうのです。金利がほとんど得られないうえに、手数料の負担まで上がっては、泣きっ面に蜂です。どうすればATM手数料を避けることができるのでしょうか。
ムダにATM手数料を払わないための3つの回避法とは?
キャッシュレスの推進
1つ目の方法はキャッシュレス化を徹底的に進めることです。マネーの達人では現金を引き出すのは1年に一度という人もいます。私自身も月に一度もATMから現金を引き出しません。どうしても現金払いの月謝や現金のみのタクシーなど現金払いのシーンは減っているからです。
キャッシュレスにすることによって、記録が残り、何にいくら使っているのか明確に分かります。中途半端にキャッシュレスにするよりも全部キャッシュレスにしてしまうほうが家計管理は楽になります。
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、個人間送金などを徹底活用しましょう。現金を使う額を減らしてしまえば財布に現金がたくさん入っていなくても生活ができます。
ゆうちょ銀行を引き出し専用に活用
2つ目はゆうちょ銀行などATMが多い銀行を引き出し口座にすることです。
ゆうちょ銀行は全国約24000の窓口、約32000のATMネットワークがあって、自行ATMからの引き出し手数料は無料の時間帯も長く、ファミリーマートでも無料で引き出せる時間が長いです。
■ゆうちょ銀行や郵便局等に設置しているATM
平日・土曜日
0:05~23:55 無料
日曜日・休日
0:05~21:00 無料
■ファミリーマート等に設置している小型ATM
毎日
0:05~23:55 無料
都市銀行や地方銀行をメインバンクにしても良いですが、生活費を引き出す口座はATM数が多い、ゆうちょ銀行を利用するのもひとつの手なのです。
3つ目は地味ですが、利用している金融機関のホームページなどでATM手数料がかからない時間帯やルート、条件などを把握し、手数料がかからないタイミングでまとめて引き出すなどです。
現金はまとめて引き出す
最後に現金は月一度などまとめて引き出すことです。こまごまと引き出すよりもまとめて引き出すほうが計画性はでき、1か月にいくら引き出しているのか分かやすいので家計管理には効果的ではあります。
ただし、現金の紛失には注意が必要です。自宅の鍵がついた引き出しにしまっておく、財布や携帯など複数の箇所に少しずつ忍び込ませるのも手でしょう。
お金持ちほどATM手数料といった無駄な出費は嫌がるものです。なんとしてでもATM手数料を支払うのを阻止したいですね。