ワールドシリーズ連覇はここからが難関!? 21世紀の優勝チームのうち、翌年もWSにたどり着いたのは…
10月14日、ロサンゼルス・ドジャースは、ディビジョン・シリーズ第5戦に勝ち、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ進出を決めた。前年のワールドチャンピオンであるドジャースは、1998~2000年のニューヨーク・ヤンキースを最後に途絶える、ワールドシリーズ連覇の可能性を持つ。
2002年以降に連覇をめざした――そして、いずれも果たせなかった――19チームのうち、8チームはポストシーズンへ進出し、6チームはディビジョン・シリーズを制した。ディビジョン・シリーズ敗退は、2002年のアリゾナ・ダイヤモンドバックスと2005年のボストン・レッドソックスの2チーム。直近の6チームは、いずれもリーグ・チャンピオンシップ・シリーズへ進んでいる。今年のドジャースは、その7チーム目だ。
ただ、ドジャースの前の6チーム中5チームは、ワールドシリーズに再びたどり着く前に、連覇が潰えた。前年に優勝を飾ったワールドシリーズの舞台へ戻ったのは、2009年のフィラデルフィア・フィリーズしかない。
もっとも、21世紀に入ってから、2年続けてワールドシリーズに進出したのは、2008~09年のフィリーズだけではない。2010~11年のテキサス・レンジャーズと2014~15年のカンザスシティ・ロイヤルズに、2017~18年のドジャースもそうだ。この4チームは、いずれもリーグ連覇ということになる。フィリーズはワールドシリーズ優勝&敗退、ロイヤルズはワールドシリーズ敗退&優勝、レンジャーズとドジャースはワールドシリーズ敗退&敗退だ。
今年のドジャースは、10月16日から、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズでアトランタ・ブレーブスと対戦する。そこで勝ち上がれば、まずはリーグ連覇を達成だ。ワールドシリーズの相手は、レッドソックスとヒューストン・アストロズのどちらか。ドジャースは、2017年のワールドシリーズでアストロズに敗れ、その翌年はレッドソックスの前に屈した。