ドジャースは韓国からキムを迎え入れ、キーケーとの再契約は見送り!?
1月3日、ロサンゼルス・ドジャースは、ヘソン・キムと3年1250万ドル(2025~27年)の契約で合意に達したことを発表した。この契約には、2028年と2029年の球団オプションがついている。
ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンらによると、ドジャースがオプションを2度とも行使した場合、トータルは5年2200万ドル(2025~29年)になるという。
キムは、韓国プロ野球のネクセン・ヒーローズ/キウム・ヒーローズで8シーズンを過ごし、今オフにポスティング・システムを利用した。ここ4シーズンのポジションは、2021年が遊撃、2022~24年は二塁だ。
ドジャースの遊撃と二塁は、ムーキー・ベッツとギャビン・ラックスが予定されている。他のポジションも、空いてはいない。ドジャースは、キムをユーティリティとして起用するつもりだと思われる。キムは、二塁と遊撃に加え、レフトと三塁も守ったことがあり、1イニングだけライトの守備にもついている。
一方、キムの加入により、ドジャースがキーケー・ヘルナンデスと再契約を交わす可能性は低くなった。消滅したかもしれない。
キーケーは、2015~20年にドジャースでプレーした後、ボストン・レッドソックスへ移り、2023年の夏にドジャースへ戻ってきた。2024年は、内野4ポジションにレフトとセンターを守り、マウンドにも4度上がった。
内野の控えにミゲル・ロハス、内外野の控えにはクリス・テイラーとキムがいるので、キーケーを呼び戻す必要はないだろう。例えば、ベッツとこの3人に、センターがメインとなりそうなトミー・エドマンも、遊撃を守ることができる。
キーケーは、昨年のディビジョン・シリーズ第5戦にダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から先制ホームランを打ち(下の写真)、ポストシーズンの14試合で打率.294と出塁率.357、2本塁打、OPS.808を記録した。
ただ、レギュラーシーズンは、126試合で打率.229と出塁率.281、12本塁打、OPS.654。その前の2シーズンも、出塁率は.300に届いていない。