大阪のど真ん中で静かに食べる定食。まるでラーメンの様な《にゅうめん》と美味しいおかずに舌鼓を打つ
麺ターティナー藤のラーメン食べある記 特別編
大阪は大阪市中央区にあります
《鶏清湯にゅうめん ひよこ》さんへ訪麺してきました。
ひよこさんは大きな通りから路地裏に入った所にお店を構えられてます。
お店の前には大きな公園があったりと周囲は穏やかで時間の流れがゆったりとするような良い雰囲気の立地です。店内は2段構えで手前にはアパレルスペースがあり奥に食事スペースがあります。
お昼は定食が楽しめて夜になるとBARに変わるお店となってます。
【メニュー】
そんなひよこさんではにゅうめんの定食を楽しむ事ができます。にゅうめんのスープの種類は醤油or塩。今回、醤油スープでの注文をしました。
発酵食品や豆に穀物のおかずが沢山付いてきます。お品書きを読んでいるとヘルシーさが伺えますね。
店主さんの故郷が長崎県と言うこともあって島原名産のそうめんの良さを広めたい!そんな気持ちがあってにゅうめんを選んだそうです。
こだわりを読んでいると郷土愛を感じますね。お話を聞くと豆にも大変興味があって要所要所に豆を使われているんです!食へのこだわりと熱意も聞く事ができました。
定食の到着です。
色鮮やかで品数豊富、身体に優しそうなものばかり、和みますね。普段ラーメンばかり食べているとなぜだかホッとし、ほころぶ自分がいました。
にゅうめんらしからぬビジュアル、もはやラーメンですね!まずはにゅうめんからいただきました。
【にゅうめん】
大判チャーシューに鶏チャーシュー、なるとがのっており見た目はラーメンでしかない!
お出汁ではない鶏や醤油の香りが漂う新感覚にゅうめんですねっ!!!まずはスープから。
【スープ】
鶏の香りに小豆島の酸味のある醤油をあわされたスープ。にゅうめんは和風テイストな印象だけど土台がしっかりしたスープに醤油が効いていました。
店主さんの出身地でもある長崎にちなんだブランド鶏《しまばら鶏》やブランド豚《ブランド豚もみじ豚》がスープの素材として使われてます。
ベースのスープは動物系旨みがつまっており、そこに香り高くツーンと柔らかな醤油の酸味がきてにゅうめんとは思えないぐらいのしっかりしたスープとなってます。意外性があっていいですね!
【麺】
にゅうめんに使われているそうめんは長崎は島原産。熱が加わり時間が経つとそうめんはすぐ伸びちゃうけどこのそうめんは伸びにくかったですね〜!細いながらコシがあったりもするんです。しっかりしたスープを纏い美味しかったです。ラーメンスープでそうめんを食べている感覚、いいですね。
【トッピング】
チャーシューもまた地場産!
しっとり柔らかな鶏チャーシューに脂身の少ない部位を使用された豚チャーシュー。醤油麹に漬け込んだ物だそうでしっとり柔らかくほんのり甘さすら感じました、そこにスープがのることで丁度いい塩梅に。下味処理など丁寧さがうかがえました。うまい!
【味変アイテム】
粉末のパプリカを加えると香りよく洋風テイストに変わりまた違った楽しみ方が出来ました!
【十六穀米とおかずたち】
ここからはにゅうめん以外のおかず達を。
ご飯は十六穀米。
新米と合わさり甘さを感じました!咀嚼が進むにつれ独特の風味がふわりと香る。
雑穀米独特の嫌な硬さもなく美味しく炊かれていました!
・切干大根と木耳
椎茸の旨味と甘さが追従しシャクコリッな食感
・ニラとうずらの玉子の醤油漬け
ほんのり甘い醤油にニラが合う!濃厚なうずらと合わさりまろやかに。
にゅうめんに入れるのもオススメとの事。コレが美味しかった、イチオシです!
・辛子蓮根
ツーンと鼻を抜け蓮根の甘さと相まった美味しい辛子蓮根。まわりのころもは小麦粉ではなく豆をすり潰したものを使用されてます。隣の熊本県のご当地グルメ。
・粒入りピーナッツ豆腐
濃密な旨みにコクがあるピーナッツ豆腐。ザラつきがありねっとり舌にからむ、鼻から抜ける香りがいい感じ!
・芽ひじきと黄男爵の黒酢炒め ~大陸風~
ゴロっとした芋にちょい酸っぱめに味が付いたひじきがからむ
・浅漬け(ぬか)
みょうがときゅうり。スッキリとした味わい。箸休めに最適
・セロリとパフリカの豆鼓炒め
セロリが苦手な人でも食べやすいもの。しっかりした味付けにパフリカの甘さがたってました!
全てのおかずが美味しくヘルシーでしたね。
ゆっくり時間をかけひとつひとつ味わいながらの完食。
普段、ラーメンばかり食べていると足早になってしまうのでこーやって落ち着いて食べる食事って大事やなってしみじみ思いました。たまには良いですね。
【店舗情報】
鶏清湯にゅうめん ひよこ
営業時間:11:30~15:00
定休日:
住所:大阪府大阪市中央区谷町6-13-6
アクセス:『谷町六丁目駅』より201m
駐車場:なし