老舗商店が手がける京料理を彷彿とさせるすっぽんと鰻のラーメンが嵐山に誕生!旅行の思い出にいかが?
麺ターテイナー藤のラーメン食べある記
京都は京都市右京区、嵐山駅よりすぐの所、11月16日オープンされました《すっぽんラーメン『嵐鼈樓』(らんべつろう)》さんへ訪麺してきました!
京都の有名観光名所嵐山にお店を設けラーメン業界ではかなり珍しい【すっぽん】を用いたラーメンが楽しめるお店。
川魚一筋100年。京都の築地と謳われ、数多くのミシュラン店、スターシェフが信頼を置く老舗食材卸、田中商店さんが手がけるお店になります。
近くには嵯峨野トロッコや竹林、渡月橋等有数の観光スポットがあり訪麺当日も観光客で辺りは賑わっていました!
店内に入ると『和』を基調とする割烹の様な上品があり背筋が伸びる(笑)『島原遊郭』をイメージした京都の風情溢れるカウンター席でいただけます。
日本料理を経験された料理人さんが試行錯誤しながら完成させたラーメンは必見!
【メニュー】
ラーメンメニューは大きく1点。
分かりやすく言うとグレードにより豪華になる感じですね!特上にもなれば5800円とラーメンでは破格!!効けばうなぎのチャーシューで花が咲くとの事です。
今回、頂いてきたのは【すっぽんうなぎラーメン】私、すっぽんをいただくのは人生初。
どんな味がするのかちょっぴりドキドキしながら待つことにしました!
【ラーメン】
金色に光る器に盛られたラーメンとご対麺!光の当たり具合でより映える!
感じた事の無い淡い香りが辺りに漂う。早速、頂いてまいります。
【スープ】
井戸水とすっぽんのみで作り上げられた純すっぽんスープをベースに数十種類の薬膳スパイスやホタテの滋味を加えたカエシと合わせたもの。
すっぽんのスープを食すのは初めて。独特な香りは華やかさと甘い感覚を覚えました。3年もので1kgを超えるすっぽんのみを使用し、10Lの井戸水に対し1匹を使用しスープを取るらしいです。
4~50分ほどで旨味を抽出、エグ味や臭みが出るギリギリの所で取り上げられ透明感のある綺麗なスープへと仕上がっているのです。
中央にはバターが添えられてあり、スープに合わさるとコクが増しまろやかさも加わって良かったですね!淡くも深いすっぽんの旨味を感じられました!
熱伝導の良い銅鍋を金色で作り上げ固形燃料を用いて常に暖かい状態で提供してくれる。状況の変化もまた良かったです。
【麺】
麺は京都より全国に麺を届けている『麺屋棣鄂』さんの麺を使用。すっぽんスープに合う特注麺で楽しませてくれる。
程よい加水の細打ちストレートタイプのもので食べ始めはパツっとした弾力を感じ、後半につれスープが染み少し柔らかい食感へと変化、すっぽんの香りをめいいっぱいリフトします。
【トッピング】
京料理の様なトッピング達。
スープにはぶぶあられが使われ彩りを演出!
青菜と紅葉を形どった麸が盛られ季節感も出されてました。
南瓜は亀を形取り温泉卵と添えられる。
鍋を『池』と見立てて温泉卵を月、南瓜をすっぽん。月とすっぽんをこの1杯で表現、京懐石らしさを演出。粋ですね!
うなぎは田中商店さん名物、うなぎの蒲焼きを贅沢にもロール状に、これもまた波紋の様にも捉えれます。
ラーメンにうなぎは勿体ない!と思いつつも味わえば当然のように美味い!
それもそう、このすっぽんにせよ鰻にせよG7やミシュラン店などに卸されている一級品なのですから。(先入観で美味しいとは言ってませんからね!笑)
【黄金のすっぽんスープ雑炊】
ラーメンを頂いた後、雑炊もいただいた。スープにとろみを効かせるため、葛を使用。
よりすっぽんの旨味を感じやすくされてました!ご飯は少量(4~50g程度)とスープを楽しむものと考えてもいい量ですね。三つ葉がアクセントとなり良かったですね
スープ1滴余すこと無く完飲完食!ご馳走様でした!
大変貴重な経験ができ良かったです。
帰りはちょっと観光しました。
店舗を後にし、その後竹林や渡月橋を周り嵐山も堪能。ロケーションも良き。
京都旅行でのひとつの思い出にもいかがですか?
『あっ、そー言えば嵐山旅行行った時にすっぽんのラーメン食べたよね!?』
な〜んてね
今回ご紹介したお店はコチラ
すっぽんラーメン『嵐鼈樓』(らんべつろう)
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町4-16田中ビル2F
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日
駐車場:無し