2022年4月から神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」。主人公のマルはオスのハチワレ猫。そのマルが兵庫県に来て「兵庫五国」を冒険。その兵庫五国の食材を使用した、マルとのコラボメニューが話題を呼んでいる。それがホテル北野プラザ六甲荘の1階にある「神戸北野ダイニングNinNin」のランチ、ディナーメニュー『兵庫五国膳』だ。「かなしきデブ猫ちゃん」のファンはもとより多くの人にも人気だ。『兵庫五国膳』は5月31日（金）まで味わえる。なお、何らかの「猫グッズ」を見せれば、会計が10％引きになるのも見逃せない。取材させていただいた。

「かなしきデブ猫ちゃん マル」とのコラボメニュー

　ホテル北野プラザ六甲荘の１階に「神戸北野ダイニングNinNin」がある。レストランは緑豊かなガーデンに面していて、ゆったりとした空間の中で食事が楽しめるようになっている。

　　今回、話題になっているのが、神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」とタイアップした『兵庫五国膳』だ。2022年４月より毎週土曜日に神戸新聞で連載を開始。連載では主人公のマルは故郷の愛媛県を飛び出し、但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の兵庫五国なども訪れている。

　兵庫県は摂津・播磨・但馬・丹波・淡路という歴史も風土も異なる五国からできている。そこで、その兵庫五国の食材に注目し、おいしい料理に仕上げたのが、今回の『兵庫五国膳』というわけだ。

兵庫五国の食材で作られた『兵庫五国膳』に舌鼓

　５月31日までの期間限定で、ランチとディナーに登場するのが『兵庫五国膳』だ。

　価格も猫ちゃんにひっかけて、ニャン・ニャン・ニャンの2,220円（税込）となっている。見逃せないのは、持っている猫グッズを見せれば、会計が10%OFFになるというのもうれしい。

　『兵庫五国膳』をご紹介しよう。

　「前菜」には炭酸せんべい（摂津）に高砂の夕日の温玉（播磨）のサラダが出される。真っ赤な温玉が夕日に見えてくる。意外に炭酸せんべいとサラダの組み合わせもgoo。

　「イカ南蛮」はバジル（播磨）のソースがよく合う一品だ。　

　淡路島の名産「玉葱(淡路)のオーブン焼」は、玉葱の甘味が口の中で広がる。

　意外な組み合わせの「黒豆（丹波）と青菜のお浸し」も美味しい。

　印象に残るのが「神戸ビーフのベーコン（丹波）」だ。神戸ビーフのベーコンは初めて食したが、想像以上に美味。また、食べたくなった。

　メインは「但馬鶏(但馬)の黒酢ソース」。但馬鶏が味わい深く、黒酢がその美味しさを盛り上げてくれていた。

　ご飯は「キヌヒカリ（淡路）香の物を添えて」。

　これに、味噌汁やデザート、ドリンクバーが付く。

　五国の食材を楽しんでいるうちに、私自身、主人公のマルと一緒に五国を楽しく旅している気分に浸れた。

　この5月4日（土）にはホテル北野プラザ六甲荘に「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公、マルがやって来る。13時〜と15時〜、誰でもマルと一緒に写真を撮ることができる。「かなしきデブ猫ちゃん」ファンには見逃せないイベントだ。

　また、5月11日（（土）から創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の第３シリーズ「マルの怪盗Ｘ（エックス）を追え！」が始まる。

　旅行には最適な季節５月、『兵庫五国膳』で兵庫の食の旅を堪能するのもまた、楽しい。

取材協力＝「神戸北野ダイニングNinNin」