「広島」珈琲×ブランデー×あんこ=R20?【気ままに旅して、Trip銘菓(Maker)】シリーズ
先日幕を開けたG7広島サミットにちなんで、広島県のお土産和菓子をご紹介します。
今回は、創業1620年といわれる老舗。江戸時代中期から名物の「虎焼き」のはじまりとなるお菓子を発明し、改良をかさねながら今日に至るまで販売なさっている老舗「虎屋本舗」さん。他にも広島県産の特産品を使用した和洋菓子などを販売なさっているお店です。
また、名物である虎焼きは明治天皇陛下へ献上されたというほど、地元だけではなく国内からの信頼と実績の厚い銘菓。
虎焼きは生地と鉄板の間に紙を挟んで焼くことで、焼き上がった後に紙をはがすと、皮の表面が虎柄のような独特のまだら模様になります。
虎焼きは、拘りの北海道産小豆を使用した直炊きの粒餡をはじめ、広島県産の卵と香り豊かなアカシア蜂蜜を使用した心安らぐ甘い味わいが幅広い世帯に人気の商品とのこと、ですが、今回ご紹介するのは全く異なる風味の「大人の虎焼き」。
なんと、パッケージに「R20」と記載されているんですよ…
甘い香りが、見当たりません…!香ばしさとブランデーのアルコールの香りは確かにするのに、虎焼きにつきものの甘いはちみつや味醂のような香りが見当たらないのです。そう、圧倒的なブラックコーヒーの力強い香りで満ちています。
と申しますのも、粒餡は珈琲とブランデーを加えて炊き上げていらっしゃるから。
そして味わいもびっくりする程の甘さ控えめ。むしろほろ苦さが際立ちます。ですが、小豆の素朴な味わいもそっと寄り添うように感じられ、そこにほのかな甘味を見出せるのです。生地にはカラメルも配合されているようで、後からほんのり余韻程度に漂ってきます。
こちらはブラックコーヒーやお茶ではなく、甘いカフェラテやハニーミルクラテ、大人はカルーアミルクやベイリーズミルクと一緒に合わせて頂きたくなりますね。
そう考えると、確かにR20というのも納得です。
好き嫌いは別として、ここまで振り切った味は非常に面白いですね。メイン、というより、新しい刺激をいただいた感じがします。
こちらは虎屋本舗さんの店舗やオンラインストアのほか、銀座のアンテナショップtauでも購入可能です。
<ひろしまブランドショップ・tau>
104-0061 東京都中央区銀座1-6-10
銀座上一ビルディング
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅6出口 徒歩約1分
東京メトロ日比谷線・銀座線「銀座」駅A9出口 徒歩約5分
JR山手線「有楽町」駅 徒歩約5分