創業の地「大名本店」で毎年恒例の冬の風物詩〈味噌赤丸を楽しむ〉さらに2年ぶりに〈赤丸・白丸〉も復活!
博多一風堂は、福岡市中央区大名にて1985年創業。博多ラーメンの存在を誰もが知る全国区の人気ラーメンへと押し上げた功績で知られている名店。その一風堂の1号店がここ〈博多一風堂大名本店〉。天神・大名の人気エリアの中央を貫く「天神西通り」から、少し入った路地裏に現在も存在する。実際の創業の場所は、現在の大名本店の真裏にあったような記憶があるけど定かではない。
2年ぶりに「白丸元味」「赤丸新味」が復活
2023年10月。一風堂の看板メニュー「白丸元味」と「赤丸新味」と「からか麺」が約8年ぶりに大幅リニューアルをすると同時に、ここ〈博多一風堂大名本店〉では「白丸元味」と「赤丸新味」が、約2年ぶりの復活を遂げた。ただ、2021年にリリースされた看板メニュー「博多とんこつらぁめん」は、創業のお店らしく店内仕込みのスープという原点回帰の美味しい一杯だっただけに、それが無くなったのは寂しい限り。だけど天神エリアで唯一「赤丸・白丸」を食べられていた「博多一風堂西通り店」が無くなってからは、それ以上に「赤丸・白丸」の復活は大きなトピックスになった。
まろやかなスープの美味しさはそのままに、麺やカエシ、チャーシューなどをそれぞれのラーメンの個性に合わせるようにリニューアル。原点となる「とんこつスープ」をシンプルに味わえる「白丸元味」は、以前の麺よりも少し太く、サクッとした歯切れのいい細麺に変更。やわらかいロースのチャーシューは塩こうじと低温調理で仕上げられた逸品。「赤丸新味」は、深みとコクのある「とんこつのスープ」と相性のいい、小麦が香る風味豊かな細麺を採用。ガーリックを効かせた香油と特製の辛味噌を少しずつスープに溶かすことで、さらにスープの深みが高まり、たまらなく美味しい一杯に。とろりとした厚切りチャーシューもいい感じ。
トッピングは、シンプルなものからボリュームがあるものまで、選択肢が増えた。新しく登場した「シンプル」は「白丸元味」または「赤丸新味」にチャーシュー1枚とネギ、ごまなどをのせた、通常トッピングよりもボリューム控えめな選択肢。
大名本店だけの「博多しょうゆらぁめん」
スッキリとした豚清湯スープに、大名本店の道向かいにある大名の老舗醤油店「ジョーキュウ(上久醤油)」の醤油を合わせた一杯。実は、一風堂の創業当時から醤油ラーメンは提供されていて、その頃の味をさらに進化させ、幅広い世代の方に楽しんでもらえる一杯を復刻した逸品。こちらもおすすめしたい、ここ大名本店だけの限定メニューになる。
毎年恒例で冬の風物詩「味噌赤丸」を楽しむ
2012年から販売され、この何年間かは毎年のように食べ続けている「味噌赤丸」は、一風堂の冬の風物詩。なめらかな豚骨のスープに赤味噌、麦味噌、合わせ味噌の3種の味噌を合わせた濃厚でコク深い味噌豚骨ラーメン。また、ホワイトペッパー、ブラックペッパー、ジンジャーパウダーなどの7種類のスパイスを調合した特製調味料「セブンスパイス」をスープに投入することで、キリッと引き締まった一杯に昇華させている。さらに「赤丸」の特製辛味噌と香油の最強タッグが絡むことでコクと深みも増している。そのスープに合わせた、中太ちぢれ麺は、濃厚なスープとも相性抜群でよく絡んで美味しくいただける。
その他の具材は、肉厚な炙りバラチャーシュー、ネギやレッドオニオンにもやし、味噌ラーメンにぴったりな焦がしバターコーンがトッピングされてボリュームも満点。さらに「赤丸」ならではの辛味噌と特製香油も追加されて、厚みのある味わいを堪能できる逸品に。特に寒いあこの時季限定のメニューで、全国各地の一風堂で食べられるようなので、この機会にお近くの一風堂までお立ち寄りください。
〈博多一風堂大名本店〉へのアクセスは、西鉄天神大牟田線の西鉄「福岡天神駅」から徒歩5分ほど。天神西通りの路地裏に佇む今年39年目を迎える老舗ラーメン店の味をご堪能ください。