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塾なし家庭学習7年目。「家庭学習はいつから始めればよいのか」について

ベリーブロガー

中学生から保育園児まで、4人の子供がいます。子供たちの教育費については、「最小限のコストで最大限の効果」を狙って、塾には行かず、毎日の家庭学習で進めています。現在中1の長男が、小学校入学時から始めた家庭学習。気づけば7年目に入りました。

教育費は、どこまでかければ正解なのか分からない費用のひとつです。親がどこまで関わるのがよいのかにも正解はありません。そして、いつから始めたらよいのかも、各家庭によってそれぞれ異なると思います(子供の性格も、かけられる費用も、家庭によって様々ですから)。

ただ、わが家の場合で言えば、4人の子供たち全員に「家庭学習を始めるのは小学校に入学した日から」としています。未就学児の時には、いわゆる「幼児教育」はほぼしていません。ゆる〜く、ゆる〜く考えています。具体的には、お風呂場に「ひらがなポスター」を貼っておく。絵本はいつでも読みたい時に子供が自分で手に取れるよう収納しておく。好きな時に絵を描かせる、塗り絵をさせる。好きな時にパズルをさせる、シールを貼らせる。そんな程度です。

セロハンテープに関心がある様子。自分で描いた絵に、気が済むまで貼らせています
セロハンテープに関心がある様子。自分で描いた絵に、気が済むまで貼らせています

上の子たち2人が小学校入学前も、ずっとそういうスタンスでした。ひらがなも保育園の年長クラスで教えていただけるのにほぼお任せ。保育園や家で絵本を読んでいたので、「いつの間にか字が読めるようになってるね」くらいの感覚です。

結果的に・・・わが家の上の子ふたりの場合、それで全く問題ありませんでした。「小学校になったら家庭学習を始めるよ」と伝えておいて、「小学校になったら学習が始まるんだ!」と意識させる。そして小学校に上がったら、「小学生になったからこのドリルをしようね」とドリルを渡す。あとは毎日、まずは宿題。宿題が終わったら家庭学習を続ける毎日です。私が書店等で選んできたドリルや参考書を渡し、子供が取り組む。理解度や関心の向き先を見つつ、また新たな教材を選ぶ。そんな繰り返しの中、長男は中学最初の定期テストで学年トップになりました。

小4長女が使っている算数ドリル
小4長女が使っている算数ドリル

未就学児の時には、その子が関心を寄せているものに思う存分取り組ませてあげていいのではないかと思います。子供にとっても、小学校入学は「お兄さん/お姉さんになった!」と自分でも強く感じる一大イベント。その「自分は大きくなった」と自覚するタイミングまでエネルギーを溜めて、入学と同時に家庭学習をスタートすれば、「小学生になったから、がんばって学習するぞ!」と自分で自分を動かして学習を進められるのではないか。そう思うと、小学校入学という節目は家庭学習をスタートするこの上ないチャンスになります。

自分は大きくなった。学習を始めるタイミングだ!子供自身がそう思うまで待ってからスタートしても、学力はぐんぐん伸びる。上の子たちふたりの成果を見てきてそう信じているので、下の子たちの家庭学習スタートも、わが家の場合は小学校入学をタイミングとするつもりです。

文・写真 ベリー

60平米賃貸マンションで4人の子供を育てるフルタイムワーキングマザー。夫婦双方の実家から遠く離れて住む核家族。ブログ「ベリーの暮らし」(外部リンク)を毎日更新。家事やごはん作りをなるべくラクに。教育費を抑えつつも成績上位を目指した塾なし家庭学習7年目の日々を綴っています。

Instagram: berry.kurashi(外部リンク)

ブロガー

4児の母、家庭学習10年目。家庭学習の進め方や使っているドリル、都内60㎡賃貸マンションでの6人暮らしで生み出しているラク家事・ラクごはんの工夫など、ブログやInstagram、Voicyで発信しています。著書:『子供4人 共働き 賃貸60㎡で シンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)。

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