その美しさをスタジオで披露した、アウディ新型A5
アウディは本日、同社の基幹車種であるA4と基本構造を共用しつつも、よりパーソナルな性格を与えたモデルである新型A5を発表した。
A5は様々にボディーバリエーションがあり、2ドアで美しいスタイリングを誇るA5クーペ。そしてそのA5クーペから屋根を取り払ってオープンモデルとしたA5カブリオレ。そして5ドアのハッチバックボディを与えたA5スポーツバックの3モデルを発表した。
そして3モデル全てに、アウディ独自の四駆システムであるクワトロ・フルタイム4WDを採用しており、搭載エンジンは252馬力/370Nmを発生する2.0LのTFSIエンジンと7速ティプトロニックを搭載。またさらに高出力バージョンとして、クワトロ・フルタイム4WDシステムに354馬力/500Nmを発生する3.0LのV6TFSIエンジンと8速ティプトロニックSを搭載したS5が各ボディに用意される。そしてスポーツバックには、前輪駆動で190馬力/300Nmを発生する2.0LのTFSIエンジンを搭載したモデルも用意された。価格は546〜913万円となる。
今回の発表会は四谷の写真スタジオという、新車発表会としては珍しい場所で開催された。通常この手の新車発表は、ホテルの宴会場やホール、情報発信店舗などで行う。しかし今回、写真スタジオが選ばれた理由は、新型A5のデザインの美しさを最大限に引き出すことにあった。そしてこのために、自動車写真の第一人者である写真家の小川義文氏の監修のもと、メインステージのアウディA5クーペに完璧なライティングが施された状態での発表会となった。つまり、自動車写真の第一人者である氏が自動車を撮影するようにして、このクルマを最も美しく、なおかつ特徴を最大限に活かす光をあてた状態を再現したというわけだ。
この様子に関してはYoutubeライブで同会場から筆者が中継し、その中継の中で実際に小川義文さんにもお話を聞いているので参考にしていただければ幸いだ。
そうして会場では完璧なライティングに浮かび上がったA5クーペを、多くのメディアが撮影して配信したのだった。演出としては極めてシンプルながらも、クルマそのものの魅力が引き出された発表会となった。