福岡の地元民御用達の甘いスープが特徴的な豚骨ラーメン〈相棒のタコめしは午前中には完売する逸品〉
福岡市南区井尻。西鉄福岡大牟田線の「井尻駅」とJR鹿児島本線「笹原駅」が最寄りの駅で、それぞれから歩いて5分ほどの距離感。地元の人以外は、ほとんどが車で訪れる住宅街の一角。創業年はわからないけど少なくとも30年近くは営業されている老舗店で、今も、知る人ぞ知る〈てんてんラーメン〉は、地元民御用達の人気店になる。ちなみに〈てんてんラーメン〉の暖簾に掲げる正式表記は『 、、ラーメン 』になっている。
駐車場は、店先と横に、4台ほどのスペースはあるものの、いつも満車なので道向かいや近くにある有料駐車場に停めるのが無難。店内はカウンター8席、4人掛けテーブル席が2つで、合計16席ほどあるけど、それでも開店すぐだと、あっと言う間に満席になり、店内及び外にも順番待ちの列ができる人気ぶり。
看板メニューは甘くて美味しい豚骨ラーメン
久しぶりの訪問は、11時30分の開店5分前に到着。運良く4台分ほどある専用駐車場の1台分のみ空いていて駐車できた。店頭には、すでに行例ができ始めていた。さすが、甘めなスープの「豚骨ラーメン」と、それにピタリとハマるお昼前には完売してしまう名物の「タコめし」を求めて、開店前から行列ができる名店といった感じ。そんな状況の中、この日は5番手で連れと一緒に列に並ぶと、その後もさらに後客が続々と訪れてきて、暖簾と提灯が店先に掛かると同時に開店した。
開店すぐに「たこ飯あります!」の表示を確認
店内への案内は先頭のお客さんから順番にカウンター席へ座っていき、こちらは連れがいたため4人掛けのテーブル席へ案内されて着席。その後も席は埋まっていき、開店前に並んだ方でも、2巡目が確定した人が複数いらした。来店順に注文を取っている間にメニューを思案。連れは、ベーシックな「ラーメン」700円、自身は一番大好きな「ピリ辛もやしラーメン」780円と〈てんてんラーメン〉の名物メニューであり、午前中で完売するケースがよくある、幻の「タコめし」200円を注文した。
さて、待つことしばしで、まず配膳されたのは「タコめし」のお茶碗一杯分である。ぶつ切りのタコがゴロゴロと入って、しっかりとそのタコの味が沁み渡りピンク色に染まったやさしい味わい。
あっと言う間に食べ終わりそうなのをグッと我慢して「ラーメン」の到着を待つこと少し「ピリ辛もやしラーメン」も配膳される至福タイムの到来。デフォルトで、多めのもやしにメンマとチャーシュー、ネギが入って、ピリッとした味わいの辛味噌が乗っかる豪華版の逸品。
甘めの豚骨スープとピリ辛の味噌が抜群の相性
辛いのがあまり得意じゃない人でも〈てんてんラーメン〉の独特な「ピリ辛味噌」は、甘いスープにとてもよく似合うので、スープに少しずつ馴染ませながら、麺とともに啜ると、思いのほか大丈夫。ちょっと甘めな中にピリ辛の刺激が加わり、不思議な美味しさが溢れる一杯に変化。ベーシックな癒し系の甘めなスープの一杯ももちろん最高だけど、この「ピリ辛もやしラーメン」も機会があればぜひお試しいただきたい。
てんてんラーメン(、、ラーメン)
住所 :福岡県福岡市南区井尻3丁目14-33
[地図]
営業時間:11時30分~21時00分(火曜日〜土曜日)
:11時30分〜17時00分(日曜日)
定休日 :月曜日
駐車場 :専用駐車場あり(店頭2台、店横2台)、近隣に有料駐車場あり