人見知りが接客業に向いている3つの理由
「接客業に向いている人」というと、明るくて社交的でコミュニケーション力が高くて…と考える方が多いかもしれません。
しかし、人見知りならではの特性を活かすことで、社交的な人とはまた違った、とても良い接客ができます。
具体的にどのような長所を活かしたらよいのでしょうか。
ほどよい距離感を保てる
人見知りさんは、人と仲良くなるまでに少し時間がかかります。短時間で距離を縮めるのは苦手である反面、一定の距離を保ったコミュニケーションは得意です。
接客業においては、常にほどよい距離感をもって接するほうが、お客様に安心感を抱いていただけます。
社交的な人はお客様との距離を縮めるのも早いかもしれませんが、お相手によっては馴れ馴れしく感じられることも。
一歩引いて、ほどよい距離感を保ったまま接客できるというのは、人見知りさんならではの長所です。
聞き上手である
人見知りさんは自己主張が得意でない分、会話において自分がたくさん話すよりは、聞き手にまわっていることが多いのではないでしょうか。
人は、自分の話を遮らずに最後まで聞いてもらえたときに大きな満足感を覚えます。
接客においても、お客様にたくさん話していただくことで、お相手の希望や要望をしっかりと伺うことができ、充実した時間を過ごしていただけます。
自分が前に出過ぎることなく聞き手にまわり、お相手の話を丁寧に聞けるのは人見知りさんの長所と言えるでしょう。
観察力がある(お客様の心の動きに敏感)
人見知りさんは、自分がどう見られているか、人からどう思われるかを非常に気にする傾向があるので、周りの人ことをよく見ています。
自然と空気を読んで行動するので、察する力が高く、人の表情や声の変化、心の動きなどにもよく気が付きます。
この長所を活かすことで、お客様に言われるより先に気付いて行動できたり、お相手の気持ちに配慮した対応を取ることができます。
お相手の小さな変化に敏感に気づける人見知りさんは、信頼されるサービスパーソンになれる可能性がとても高いです。
人見知りさんが気を付けたいポイント
人見知りさんは、声が小さくぼそぼそ話したり、語尾をあいまいにした話し方をされる方が少なくありません。
お相手が説明をきちんと聞き取れなかったり、自信のない印象を与える要因となりますので、接客の場面においては、少し大きめの声で、ゆっくりと語尾まで言い切るように心がけます。
通る声を出すにはまず姿勢が大事です。
背筋を伸ばし、顔を上げ、口角を上げることで、明るく自信のある印象となり、声も出しやすくなります。
まとめ
人見知りを克服するために接客業を選ぶ、という考え方もあるかと思いますが、人見知りは必ずしも短所ばかりではありません。人見知りも一つの個性。良いところを存分に伸ばして、魅力をいかんなく発揮してくださいね。