ブッシュは5試合連続ホームランを継続中。次の試合も打てば、ルーキーの最長記録を塗り替える!?
4月15日、マイケル・ブッシュ(シカゴ・カブス)は、2回表にシーズン6本目のホームランを打った。4月10日から、5試合連続ホームランだ。開幕7試合目の4月5日に1本目を打った後は、4試合続けてホームランがなかった。
ブッシュは、今シーズンがメジャーリーグ2年目。昨シーズンはロサンゼルス・ドジャースで27試合に出場し――ホームランは2本――オフのトレードでカブスへ移籍した。二塁と三塁に加え、一塁とレフトも守るが、ドジャースに空いているポジションはない。カブスでは、一塁手としてプレーしている。
5試合連続ホームランは、延べ150人以上が記録していて、そのなかには、ルーキーもいる。例えば、2015年のジョク・ピーダーソン(当時ドジャース/現アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、2017年のリース・ホスキンス(当時フィラデルフィア・フィリーズ/現ミルウォーキー・ブルワーズ)、2020年のボビー・ダルベック(ボストン・レッドソックス)がそう。おそらく、他にもいるはずだ。
ただ、そこから、ストリークをさらに伸ばした延べ35人――8試合連続が3人、7試合連続が6人、6試合連続は延べ26人――のなかに、ルーキーはいない。
また、ルーキーかどうかを問わず、6試合以上続けてホームランを打ったカブスの選手は皆無だ。MLBスタッツによると、ブッシュの5試合連続ホームランは、カブス史上5人目。その前の4人は、1928年のハック・ウィルソン、1989年のライン・サンドバーグ、1998年のサミー・ソーサ、2023年のクリストファー・モレルだという。彼らが5試合連続ホームランを記録したのは、ルーキー・イヤーではない。
モレルのストリークについては、こちらで書いた。
◆「この選手の5試合連続ホームランはどの試合も違う打順。1番、8番、9番、6番、5番。次の打順は…」
カブスは、4月16日も、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと試合を行う。ダイヤモンドバックスの先発投手は、トミー・ヘンリーが予定されている。
ヘンリーは、左投手だ。ブッシュは、通算8本塁打のすべてを、右投手から打っている。また、昨シーズン、AAAで打ったホームランは、対右が25本、対左は2本だった。