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誕生日占い(生年月日で性格がわかるのか?)動物占いから、また個性心理学へ。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「生年月日で性格がわかるのか?」というテーマでお話したいと思います。
世の中には、その人の性格を、生年月日でもって計ろうとしてらっしゃる方が大勢います。

たとえば、命術を使ってらっしゃる占い師さんがそうです。
西洋占星術も数秘術も四柱推命も算命学も九星気学も六曜占星術も命術にあたり、その占いを使ってらっしゃる占い師さんは、生年月日でその人の性格を計ろうとします。

ちなみに、占いには、命(めい)、卜(ぼく)、相(そう)、霊(れい)があり、命術とは、生まれた場所や、時間・生年月日など、変えようのない事実に基づいて、その人の本質を見ていこうとする占い…ということになります。

私も占いをやるのですが、命術は会話のきっかけぐらいのスタンスで臨んでいます。
で、私自身はと言えば、命術を使う占い師さんから言われたことは、「いいことは信じる、悪いことは気をつける」ぐらいのスタンスで、占いとは、楽しく上手につきあっています。

例えば私は、
「どっか旅行へ行こうかなあ…。どこへ行こうかなあ…」と思った時は、方位学(九星気学を基にした占い)を使って、行く先を決めています。また私は、「どこどこへ行こう。いつ行こうか?」と思った時も、方位学を使って、行く日時を決めています。
けれど、行き先が既に決まっている場合や、行く日時が既に決まっている場合は、方位学を見て、行き先を変更したり、行く日時を変更したりすることはしていません。
占いは、楽しく活用するもので、振り回されるものではない…というのが私の持論です。

先日、わたしは、「マヤ歴は素晴らしい。マヤ歴は、史上最高の占いだ。私はマヤ歴に出会ったことにより、人生が180度変わった」と仰る占い師さんに、占ってもらったのですが、見事に当たっていてビックリしました。
でもこれは、たまたま私が、マヤ歴の占いに当てはまっただけ…ということなのでしょう。

というのは、
この記事をご覧の皆さんは、自分と同じ誕生日の人に会ったことがあるかどうか? わからないのですが、
私は、中学生だった時に、クラスに同じ誕生日の友だちが2人いて、生まれた場所も同じ、名古屋市中川区だったのですが、誰から見ても、私たち3人は、似ても似つかない性格でした。

その時の私は、「なんだ、星占いなんて全然あたらねえなぁ」と思ったのですが、そのことを、同じクラスメートの女子、星占いに凝っている女子に話したところ、その女友達いわく、「きっと、親が、出生日時を間違えて、それで役所に届け出たのよ。そうに違いないわ」とのことでした。

(+_+)

先ほど私は、たまたまた私はマヤ歴が当たったと言ったのですが、私が当たっていたわけですから、中学生の時の同じクラスだった友達2人、私と全然違う性格の2人は、私と性格がまるっきり違うわけですから、マヤ歴など全然当たらない…ということになります。

でも、世の中には、たくさんの占いがあるわけですから、その友だちにもきっと、自分に当たる命術の占いがあることでしょう。

生年月日占いを信じている人たちは、たまたま自分が当たった占いを信じているものなのですが、これだけ多くの生年月日占いがあるわけですから、当然のごとく、誰もが何かしらの生年月日占いには、どこかしら当たるのものです。

ちなみに、生年月日で、その人の性格を計ろうとする個性心理学ですが、以前は、動物占いと呼ばれていました。そして、その前は個性心理学と呼ばれていました。要するに、個性心理学は、最初は個性心理学という名前でスタートし、途中で動物占いという名前に変えて大ブレイクし、ブームに陰りが見えた頃を見計らって、また以前の個性心理学と呼ぶようになったというわけです。

私の性格は、個性心理学によるとライオンということになりますが、正直、全然当たっていません。でも、個性心理学が当たる人が世の中に一定数いることは間違いのない事実で、だからお遊びとしては大変に楽しいものだと私は思いますし、その人を理解するためのツールとしても悪くないと思います。

いま私は、お遊びという言葉を使ったのですが、これはけなす意味で使っているのでは決してございませんので、そのあたりのことは、深くご理解いただけたら…と思います。

ちなみに、心理学では占いのことをどう考えているか? と言いますと、ノントピックスということになっています。そう、話題として取り上げない…ということになっています。でも、これも、いつの日か変わるかもしれないです。

では、今日のまとめです。
誕生日占い(生年月日占い)は、世の中にたくさんあるので、どれかひとつぐらいは、自分に当たる占いがあっても不思議ではありません。けれど、誰に対しても当たる生年月日占いは、世の中にはありません。
そして、生年月日占いは、その占いにより、自分を深く見つめ直すきっかけになることが多いので、私は生年月日占いの存在意義は十分にあると思っています。

というわけで、今日は以上です。


今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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