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【NBA】「目標はいつも高いところに。いつかファイナル制覇したい」 マイルズ・ターナー(ペイサーズ)

杉浦大介スポーツライター
(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ)

1996年3月24日生まれ、20歳

テキサス州ベッドフォード出身 ポジションはセンター

テキサス州の高校時代から全米屈指のビッグマンとして注目され、カレッジは地元のテキサス大学に進学。即座に当確を現し、2014-15シーズンは平均10.1得点、6.5リバウンド、2.62ブロックをマークした。2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、全体11位でペイサーズに入団すると、プロでも1年目から平均10.3得点、5.5リバウンド。身体能力、機動力、シュート力を兼備した”ストレッチ5”として将来を嘱望される。すでに先発に定着し、同僚ポール・ジョージとともにペイサーズを背負って立つ存在と目されるようになった。

初体験のオールスター週末は楽しみ

ーー今季は明らかにより快適にプレーできているように見えるけど、その理由は?

MT:自分なりに経験を積めたことが大きいのだと思う。去年を通じて多くを学び、良いタイミングでスタメンに昇格できた。より多くの時間をプレーさせてもらえるようになり、それにつれて快適に感じられるようにもなっていった。

ーーフィジカルよりもメンタル面で適応できたということかな? 

MT:その両方かな。精神的なアジャストメントはもちろん大事だけど、身体が適応していくことがメンタル面の成長の助けにもなることは間違いないと思う。

ーー昨季はケガもあって断念したルーキー・チャレンジに出場が決まり、ニューオリンズに行くことになる。期間中に楽しみにしていることは? 

MT:これが僕にとって初めてのオールスターだからね。現地に行けるだけでも楽しみだし、そこでパフォーマンスを見せられることにエキサイトしている。とにかくビッグステージの素晴らしさを感じ取りたい。

ーー近い将来にオールスター本戦に選ばれるために、向上させなければいけないと思っている部分は? 

MT:まずはより安定して力を発揮できるようになること。それと同時にリーダーシップを身につけていくこと。将来的にはリーダーの一人になりたいから、多くのベテランが属しているこのチームでプレーできるのは本当に良い機会だと思う。

カレッジ時代はデュラントのプレーをよく見た

ーーこれまでに見たオールスターの中で最も印象的な思い出は? 

MT:うーん、ドワイト・ハワード(現アトランタ・ホークス)とネイト・ロビンソンが活躍したダンクコンテストかな。

ーー2008年はハワードがスーパーマンに扮したり、2009年はロビンソンがハワードを飛び越えたり、あの頃のダンクコンテストは面白かったね。 

MT:そうそう、スーパーマンも良かった。懐かしいね。

ーー成長過程でプレーを参考にした選手は?

MT:KD(ケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ))だ。実際に真似たりはしなかったけれど、カレッジ時代によくそのプレーを見たものだった。

ーーNBAに入っても最も難しかったマッチアップは? 

MT:今季で言うと・・・・・・デマーカス・カズンズ(サクラメント・キングス)とのマッチアップはやはり興味深かった。(カズンズは)フィジカル面でとても支配的で、スキルも備えている。対戦しがいのある選手だった。

ーー今後、NBAで何を成し遂げたいと考えている? 

MT:まずはこのチームのスターターとして自身の立場を確立させていきたい。学び続け、自持てる力を発揮し、リーダーにもなっていきたい。そして、もちろんいつかファイナルを制覇したい。MVPも獲得もしたい。目標はいつでも高いところに置いておきたいんだ。その一方で、先を急ぎ過ぎず、短期視野の目標を1つ1つ達成していくことが大事なのだろうと思う。

スポーツライター

東京都出身。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、MLB、NBA、ボクシングを中心に精力的に取材活動を行う。『日本経済新聞』『スポーツニッポン』『スポーツナビ』『スポルティーバ』『Number』『スポーツ・コミュニケーションズ』『スラッガー』『ダンクシュート』『ボクシングマガジン』等の多数の媒体に記事、コラムを寄稿している

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