小樽市で開催の並行在来線廃止「問題提起」セミナー Youtuber発信で道庁への批判殺到
小樽市倫理法人会が、2023年7月8日(土)と15日(土)の2週にわたって開催した北海道新幹線の並行在来線問題を提起するセミナーに、小樽市の迫俊哉市長のほか、中村裕之衆議院議員やおおつき紅葉衆議院議員が参加したことは、7月12日付記事(小樽市で開催の並行在来線廃止「問題提起」セミナー 小樽市長や地元代議士らおよそ40名が参加)で触れた通りだが、このセミナーを題材にYoutuberが投稿した動画が話題を呼んでいる。
Youtubeチャンネル名は「【北海道】乗り物大好きチャンネル」。北海道小樽市に在住するYoutuber「北のたぬき」さんが、主に北海道内のローカル線問題を題材とした動画投稿を続けている。
廃止反対セミナーに小樽市長・国会議員参加の衝撃!
最初に投稿された動画は、2回目のセミナーが開催された7月15日当日、
「山線廃止に急展開?廃止反対のセミナーに小樽市長・国会議員参加の衝撃!」
と題された動画が投稿された。
コメント欄には、今後の進展を期待するコメントが相次いだ。
なお、セミナーに参加した中村裕之衆議院議員は、およそ40名の参加者を前に「昨年7月、国土交通省はローカル鉄道の在り方に関する提言を発表しているが、道庁はなぜこの発表を待たずに廃止の結論を急いだのか」。「協議会では、数値も精査されていなければ、B/Cによる評価も行われていなかった。さらにバス会社との協議も行われていなかったことから、道庁には『不信感でいっぱいだ』と伝えている」と苦言を呈していた。
函館本線の山線廃止は何が問題?北海道庁が真犯人だった?
2本目の動画が投稿されたのは2日後の7月17日、
「【5分で解説!】函館本線の山線廃止は何が問題?北海道庁が真犯人だった?」
と題された動画が投稿された。
動画の趣旨は、鉄道維持のための巨額の赤字額を沿線自治体に迫った北海道庁が、バスの確保が出来ているということを前提として沿線自治体に鉄道廃止の合意を取り付けたものの、道庁はバス会社との交渉が何もできておらず、バス会社は深刻なドライバー不足から鉄道代替バスの引き受けができる状況ではなく、北海道庁は鉄道廃止に同意させるために沿線自治体を騙し討ちにした、とうものだった。
Youtubeのコメント欄には、
「道庁の仕事の進め方の手順はとんでもない」
「結局 鈴木知事をはじめ道庁そのものが無能である現状をよく説明できている」
「他地方に住んでいる人間から見ても北海道庁は異常」
「北海道庁のやり方汚い通り越して詐欺だ」など、
北海道庁に対する批判が殺到。
もし、道庁担当者がこの記事を目にすることがあれば、こうした国民の声を真摯に受け止めてほしい。
(了)