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【幼稚園・保育園】発表会の劇の役、どう決めている?決定後の家庭での子どもとの向き合い方は?

なっつせんせい保育士・ほめ育てアドバイザー

”大人が変われば子どもも変わる”を信念に発信しています現役保育士です。

もうすぐどの園も発表会があると思います。

お子さんにとって発表会は大きなイベントであり、お子さん自身・保育士・保護者の方も成長を感じる良い機会です。

しかし、発表会の劇の役決めに関して保護者の方も不安や疑問を持つことがあるかもしれません。お子さんの役はどうやって決めているのか、必要なサポートがあるかなど気になる方もいるかと思います。

そこで今回は、幼稚園・保育園の発表会における劇の役決めについて知っておいていただきたいポイントをご紹介いたします。

どうやって決めている?

まず劇について内容や登場人物の感情を理解してもらうために絵本や音源などで導入し、その後役決めを行うことが多いです。

役決めについては、答えられる年齢であれば保育士が子どもたちの希望を聞きながら決定することが多いです。お子さんが自分で選択してその役を演じることで、自己表現の楽しさを感じてもらうことを目指しています。

ただ、希望者が多かった場合は希望通りになれない可能性もあるので、第二第三希望まで聞いたり、他の役の重要性や楽しさも伝えて満足した決定と練習ができるようにしています。

発表会に向けた家庭でできるサポート

発表会の練習が進む中で、子ども達は楽しいという思いと同時にいつもと違う状況にストレスを抱えてしまうことも。みんなの前に出て表現をするという緊張感、なかなか上手くできないことへの悔しさなど。その結果、なかにはその期間荒れてしまう子もいます。

なので、そのような場合ご家庭ではあまりプレッシャーをかけるようなことはしなくて大丈夫です。日中頑張っている分大好きなご家族に甘える時間を多くとってもらうことで心の休息と切り替えになります。

上達したくて焦っている場合、それを担任に伝えていただければご家庭で練習できるようセリフをもらうことができるかもしれません。ご家庭というリラックスした状況の中で練習することで自信に繋がる場合もあります。

また、園で頑張っている話をポジティブな感情で伝えてきた場合には、頑張っていることを褒めたり、「少し見せてほしい」「発表会楽しみ」と伝えてみるのもやる気に繋がるかもしれません。

おわりに

発表会はお子さんにとって自己表現の場であり、成長を実感できたり自信に繋がる大きなイベントです。

周りの大人が温かく見守りサポートすることで、子どもたちはキラキラ輝きます。

役決めから発表会当日に至るまで様々な心の変化があると思いますが、お子さんの晴れ舞台を全員で楽しみましょう。

保育士・ほめ育てアドバイザー

大人が変われば子どもも変わる!知識をつけたことで子どもたちとより良い関係に。その経験から、現場で実践したお子様との関係が良好になる工夫・保育現場でのリアルなエピソードをお伝えします!少しでも参考になれば嬉しいです。 保育士・幼稚園教諭・ほめ育てアドバイザー・チャイルドコーチングアドバイザー

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