【緑と黄色どっちを選ぶ?】ハズレのカットキャベツを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授
常備野菜の王様キャベツ。
千切りにしてサラダで食べてもサッパリおいしく頂けますが、加熱することで甘味が増して別の魅力が楽しめます。煮込み料理、炒めもの、お鍋など、様々な用途に使える便利な野菜です。せっかくなら鮮度がよく、ひときわ甘くておいしいキャベツを選びたいですよね。
最近は街中のお店だとキャベツは1玉まるごと売るよりも1/2カットや1/4カットがよく売れます。でも選び方を間違えている方が多くいるんです。
そこで今回は「鮮度がよくおいしいカットキャベツの選び方」を紹介していきます。
カットキャベツの選び方
新鮮でおいしいカットキャベツを選ぶなら、3つのポイントをおさえて見分けましょう。
・切り口の色は黄色が正解
・芯が伸びすぎていない
・葉がぎっしり詰まっている
一つずつ簡単に説明します。
切り口の色は黄色が正解
カットキャベツを選ぶときは、最初に「切り口の色」をチェックしましょう。
八百屋やスーパーの青果部で働く人の中では当たり前のことですが、切り立てのカットキャベツの断面の色は黄色いんです。そして陳列して時間が経つと徐々に緑色に変色していきます。
下の画像は上の画像のキャベツを1日明るい部屋に放置したものです。
黄色い断面がかなり緑化してしまっていますね。
緑色に変色したキャベツは食べられないことはないのですが、若干硬く食味が落ちますし、切られてから時間が経っているので傷みやすいんです。
黄色と緑の切り口のカットキャベツが並んでいるときは、切り口が黄色いものを選ぶことで鮮度の良いキャベツを購入することができます。
こういうことを言うと、フードロスにつながるなど言われますが、鮮度の落ちたものを割引したり、見切りにしたりして廃棄を出さずに売り切るのが店員の仕事なので、気にしなくて大丈夫です。
芯が伸びすぎていない
次にカットキャベツの「芯の長さ」に注目しましょう。
上の画像のキャベツくらいの長さのものは正常なのですが、下画像のように芯が長すぎるものは避けた方が良いです。
というのも、芯が育ちすぎたキャベツは可食部の栄養を成長のために使ってしまっているので、苦味が出たり硬くなったりと食味が落ちてしまうんです。
キャベツの高さの1/3〜長くても半分以下の芯の長さのものを選ぶと良いですよ。
葉がぎっしり詰まっている
最後にカットキャベツの葉がぎっちりと詰まっているか確認しましょう。
1玉キャベツはずっしりと重いものの方が甘い高い傾向にあります。実際毎日入荷するキャベツの糖度を測っていたことがあるのですが、重みのあるキャベツの糖度は高いことが実証されました。(あくまで私調べですが)
カットキャベツももちろん同じで、重くてぎっちりと詰まっているものの方が甘い傾向があります。手に持った感覚ではなく、視覚的に葉のつまり具合がわかるカットキャベツの方が甘いものを選びやすいというわけです。
カットキャベツの選び方まとめ
今回は「鮮度がよくおいしいカットキャベツの選び方」を紹介しました。
他にも「冷凍したキャベツがまずくなる原因と対策」や「キャベツが超長持ちする保存方法」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてください。