1月に桜が見られるなんて!初春桜(河津桜)が紅白の鳥居を彩る「鎌倉宮」詣で
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、1月に桜を見ることができる「鎌倉宮」をご紹介します。
鎌倉宮へは、JR「鎌倉駅」から京急バス「鎌倉宮行き」終点下車。駅から歩いても徒歩25分ぐらいです。途中には「鶴岡八幡宮」などもあり、観光しながら歩いて訪れるのもいいでしょう。
鎌倉で最も早く咲く!「鎌倉宮」の河津桜
花の少ない1月に、鮮やかなピンク色をした河津桜で楽しませてくれる「鎌倉宮」。筆者が訪れた2024年1月17日時点で確認できたのは、鳥居の左側にある河津桜です。まさに見頃を迎えており満開!
河津桜の下には”初春桜”と書かれた名札が添えられています。素敵なネーミングですね。
明治天皇の勅命によって創建された「鎌倉宮」を参拝
鎌倉宮は、明治天皇の勅命によって創建され、後醍醐天皇の皇子である護良親王(もりながしんのう)をお祀りしています。鎌倉宮が建つのは、護良親王が凄惨な最後を迎えた場所です。
厄を食べ幸せを招く「獅子頭守」が人気
鎌倉宮で1番人気のあるお守りが「獅子頭守」です。厄(悪いもの)を食べて幸せを招くという言い伝えがある獅子頭をお守りにしたものです。御祭神である護良親王が兜のなかに入れれていたと言う由緒があり、大小さまざまな大きさが用意されています。
現在、手水舎に無数の「獅子頭守」が置かれています。コロナ禍で手水舎を使用禁止にしていた際に、置くようになったそうです。
「厄割り石」で厄を割ろう
鎌倉宮では、初穂料1皿200円で素焼きの皿「かわらけ」を授与していただけます。素焼きの皿を投げて割ることで、嫌なこともスッキリ!厄を割ろう!というものです。
やり方は以下の3ステップ。
1「かわらけ」に息を吹きかけ、自分のなかにある厄を乗せます
2「厄割り石」をめがけて「かわらけ」を投げ、厄を割ります
3 割れなかったら、割れるまで続けます
「撫で身代わりさま」を撫でて病を引き受けてもらう
拝殿の隣にある「村上社」では、村上義光(むらかみよしてる)をお祀りしています。村上義光は、鎌倉宮の御祭神である護良親王の身代わりとなり自害。
村上社には、木で掘られた鎧姿の村上義光像「撫で身代わりさま」が鎮座しており、自分の悪いところを撫でると、身代わりとなり引き受けてくれるそうです。
早くも河津桜が咲く「鎌倉宮」で厄を落とそう
1月にもかかわらず、鮮やかなピンク色をした河津桜が楽しめる「鎌倉宮」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?初詣客も落ち着き、ずいぶん参拝しやすくなりました。
珍しい紅白の大鳥居にはじまり、ユニークな「獅子頭守」や「役割り石」、そして「撫で身代わりさま」と、個性豊かな神社です。
厄を落としてスッキリしたい方は、参拝に訪れてみてはいかがでしょうか?
紅白の大鳥居は、赤が「赤誠(せいせき)」、白が「純真」を表しているそうです。
鎌倉ではすでに梅が楽しめる場所もありますが、2024年1月17日現在、鎌倉宮の梅は、開花し始めたばかりという様子です。
鎌倉宮
住所:神奈川県鎌倉市二階堂154
電話番号:0467-22-0318