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【大阪・梅田】個人的に10回以上訪問している連日行列の京都の超人気ホルモン店がついに梅田進出!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

京都の超人気店「ホルモン千葉」が大阪梅田駅のすぐそばに!

 京都の阪急京都河原町駅から徒歩1分ほどの木屋町通り沿いにあり、連日行列になる焼肉店「ホルモン千葉」。2004年にオープンしたこのお店が、東京の渋谷店、新宿店に続いて、4月27日(水)に大阪に進出します。

 その試食会に参加することがで来たので報告します。

 店ができたのは、物販や飲食店が並ぶ阪急梅田駅の高架下の西側。

 茶屋町口改札から徒歩3分ほどの好立地です。ちなみにお隣は、「善LABORATORY」で、こちらのラーメンもめちゃめちゃおいしい。

 店内はカウンターのみの12席。

 2席にひとつコンロがセットされています。

 このコンロが斜めになっているのですが、これがこの店の大きな特徴です。

 鉄板も斜めに傾いています。ちなみにコンロも鉄板もこの店のオリジナル。

 この鉄板の角には「肉汁口」と呼ばれる穴が開いていて、その下にタレ皿がセットされています。

 メニューには、多彩なホルモンが並びますが…。

 単品だけで注文する人は少なく、90%以上の客が「千葉コース」3,080円をオーダーします。試食会でもこちらをいただきました。

 焼き物の前につきだしとして出されたのが塩ダレ味の豚軟骨の煮込み。トロトロでほろりとしたやわらかな食感が魅力です。

 ドリンクは、生ビールやハイボールなどがそろいます。

 基本的にこってりした味の濃いものが多いので、生ビール605円をオーダー。

 ちなみにウーロン茶330円は、メガサイズでした。

厳選された9種のホルモンを最高のタイミングで焼いてくれる!

 まずはコク塩5種が用意されます。日替わりで、本日の内容は、赤、ツナギ、マルチョウ、アブタン、タンコリ。

 お肉は、スタッフが焼いてくれます。「最高の状態に焼き上げ、お客さまには食べることに専念して欲しい」からだとか。

 鉄板が斜めになっていることで肉汁がもやしに絡みつつ最終的に穴を通ってタレに流れ込んでいきます。

 最初に、焼き上がるのは赤と呼ばれる中落ちカルビ。にんにくに加えて、発酵系のおいしさを感じる塩ダレをのせて提供されます。

 首と肩のつなぎ目であるツナギは、かなりの弾力。噛めば噛むごとに旨味がにじみでてくるようなおいしさ。

 鶏の砂肝ぐらい小さな部分のタンコリも絶品。喉の部分らしいのですが、軟骨に近いコルコリ感が気持ちよく食べ応えの快感が得られました。

 鉄板を変更して次の黒ダレで食べる4種が用意されます。内容はアブシン、アカセン、ホホニク、ホソ。

 味噌ベースの黒タレに漬けながら焼いていきます。

 それぞれにタレを絡めてガンガン焼きます。

 こちらは、最初に単体で焼かれる脂のついた心臓であるアブシン。独特の食感が心地よく、濃厚な黒ダレとよくあっています。

 ホホニクは、豚のコメカミ。ファーストインパクトはやわらかなのですが、中心部に弾力があり、宮崎の地鶏のような食感。噛むごとに旨味が出てくるのも地鶏に似ています。

 このモヤシが最高においしいんです。お願いすればモヤシは追加してもらえます。まだ、足りないなと思う場合は、このタイミングで追加のホルモンとモヤシをオーダーするのがおすすめ。

めちゃめちゃおいしいけどホルモンは前座! 本命は旨味をまとったやきそば

 シメはやきそば。

 こちらももちろん焼いてもらえます。ポイントは焼かれたホルモンから落ちた脂の混ざった通称「千葉タレ」での味付け。

 本店にはこれまで10回以上食べに行ったことがあるのですが、気持ち的にはこのやきそばが食べたくて京都まで行ってたようなものです。タレと絡んだもっちり麺はこれまで食べた焼肉史上最高のシメ。すこし焦げ付いたところもたまらなくおいしい。

 デザートとして登場するのが、ミックスジュース。桃とマンゴーが入ったココナッツミルクベースのミックスジュースなので、しっかりしたフルーツの甘さの中にココナッツの優しい風味が特徴です。また、ホルモン千葉仕様のミンティアも。

トータルに隙なくまとめられた完成度の高さ!

 ということで、このホルモン千葉のよさのひとつが明快な目的に基づいたメニュー構成とそれを楽しむためのブレのない仕様です。基本的に食感の個性が光るホルモンを厳選。それに合うタレに選別して提供します。しかも最良の焼き具合で。  

 仕上げの、ミックスジュースまで口の中のおいしいの度合いをコントロールされているようでした。

 たとえば、コートを掛けるハンガーに、ニオイや油が付かないようにカバーを用意するなど、こういった客視点なサービスも含めて人気店であることを納得させてくれます。

 今回、本店にはないランチ、焼肉うどん(赤たれ)990円を用意。

 濃厚な千葉のたれに強力なカツオだしのスープが組み合わさったホルモン千葉らしい仕上がりでした。

 あらたなホルモン体験ができるので、梅田界隈でホルモンを食べたいときの選択肢のひとつとして入れといて損のないお店です。

ホルモン千葉 梅田店
住所/大阪府大阪市北区芝田1-11-5
電話番号/06-6371-7778
営業時間/ランチ12:00~14:00※平日のみ
ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日/月曜

ホルモン千葉・肉なべ千葉公式HP

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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