【要チェック】子どものやる気をUPするご褒美とNGご褒美の違いとは?
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今日は、子どもへのご褒美についてです。
「やる気をあげてもらうためにご褒美」あれば、「やる気を下げてしまうご褒美」というものも存在します。せっかくなら、ぜひお子様のやる気スイッチがアップするようなご褒美をあげたいですよね。今日はその違いとやる気アップさせるご褒美のヒントをお伝えします。
ぜひ、参考にしてみてください。
子どものやる気をUPするご褒美とNGご褒美の違いとは?
結論からいうと、「ご褒美をあげるね」と子どもに伝えるタイミングと、実際にご褒美をあげるタイミングが大きく関係しています。
子どもに伝えるベストタイミングはいつ?
やる気を下げるご褒美というのは、「これをしたらお菓子を買ってあげるね」というご褒美をあげるということを事前に伝えてしまうことです。
このように何かをする前にご褒美をあげることを伝えてしまうと、物をもらえることでモチベーションをあげようとすることを学んでしまいます。
それは避けたいので「ご褒美をあげるね」というタイミングは行動が終わった後にしましょう。
あげるベストタイミングはいつ?
やる気をアップさせるご褒美をあげるタイミングは「行動を終えた後」です。
何かをする前にご褒美をあげることはないかと思いますが、やはり子どもの満足度が高いのは「行動を終えた後」がベスト!
ご褒美があることでやる気を失うこともある
子どもたちは、そもそもご褒美をもらうために行動しているわけではありません。
気をつけたいのはご褒美がもらえることを目的にしないことです。
先程も少しお伝えしましたが、ご褒美をもらうことがゴールになってしまうと、ご褒美がもらえないとやる気が出せないようになってしまうのです。
昔、このような親御さんがいらっしゃいました。
「マラソンで1位をとったら、ゲームを買ってあげるね」と息子であるKくんに伝えていました。そのKくん、保育の中でもその代償が出ていました。
「先生、これが終わったらおやつ食べれるの?」「運動会終わったら何がプレゼントでもらえるの?」
何をするにしても成果物がないと行動できないし、満足ができない様子でした。
こちらとしては、純粋に遊びや行事を楽しんでもらいたいと思うのですが、幼児特権であるこの時期に〝純粋な気持ちで物事を純粋に楽しむ〟ということができないのは本人にとって悲しい気がしました。
「何かがもらえるから頑張る」このモチベーションで生きていくと、この何かが無くなった時にうまくいきません。そもそも、ご褒美という概念で生きていない子どもたちに〝ご褒美〟をというものを教えるというのはまだまだ先でいいのだと思います。
子どものやる気をUPするご褒美のヒント3つ
では、実際にご褒美あげるその時に、子どものやる気をアップさせるご褒美のヒントを3つご紹介します。
1、ご褒美をあげるということは言わない
2、ご褒美の内容は特別なものではない方がいい
3、ご褒美はとっておきのタイミングにとっておく
1、ご褒美をあげるということは言わない
ご褒美をあげるということは、ご褒美をあげる時まで言わないでおきましょう。
そして、ご褒美をあげるときに結果をほめるのではなく、過程やプロセスを褒めてあげましょう。
例「けのびができてすごいね!」ではなく「休まずに練習に行って頑張ったね!」
2、ご褒美の内容は特別なものではない方がいい
ご褒美の内容は、高いゲームや高価なお菓子である必要はありません。
モノをもらえることでドーパミンが出て強い刺激になります。そのようなモノの刺激ではなく、「子どもが好きなおかずを作る」「読み聞かせの絵本を1冊多く読んであげる」こういった日常でできることで十分です。
3、ご褒美はとっておきのタイミングにとっておく
ご褒美をあげるタイミングは「何かを終えた後」です。
そして、〝ご褒美をあげる〟ということは子どもに言わなくてOK!
幼児の頃はご褒美という概念すら教えないという方がいいかもしれません。
ご褒美という概念は最後までとっておき、最後の手段で使うようにする方がいいです。
子どもは、〝頑張って何かができるようになる喜び〟〝試行錯誤して得た充実感〟〝誰かと協力して作り上げる楽しさ〟を求めています。これら経験させてあげることができたらきっとご褒美なんて要らなくなっちゃいます。
子どもたちが本当に心から充実する瞬間は、こういった決して目には見えない経験だからです。それでもご褒美をしなきゃいけない瞬間がきたら、「最後の切り札としてちょっとだけ」与えるようにしましょう。
まとめ
今日は「子どものご褒美について」お伝えしました。
私たち大人がお子さんのプロセスを大切にできたら、子どもたちから最高のご褒美が待っています。
ご褒美は最後の切り札としてちょっとだけ。今日のヒントが参考になれば嬉しいです。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。