来年度予算の概算要求とともに提出される来年度の税制改正要望の目玉は
今年も、来年度予算の概算要求とともに、来年度の税制改正要望も、各省庁から8月末までに提出された。これから、来年4月から始まる年度の予算案の策定に向けて、査定が始まる。
概算要求は、来年度に盛り込んでほしい歳出予算に関する要求である。他方、歳入側の税制については、概算要求とは別に、税制改正要望という形で提出される。来年度以降の税制について、仕組みを変えてほしいとか、既に変えている仕組みで時限が切れるものについて期限を延長してほしいとかという要望を、税制改正要望に盛り込んで提出する。
概算要求は、国の歳出予算の査定を所管する財務省に提出される。税制改正要望は、国税を所管する財務省と地方税を所管する総務省にそれぞれ提出される。
基本的に、ここで要求・要望を出しておかないと、来年度の予算や税制には反映されない。なので、無理筋でも要求を出しておこうとするものも含まれる。
本稿では、税制改正要望に焦点を当てよう。
今年提出された来年度税制改正要望の中で、目玉となるものは何だろうか。2025年度の税制改正においては、
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