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【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part213:水筒に入れて差し入れ 他

トリリンガルのトミ韓国語講師/YouTuber

みなさん、こんにちは~!

韓国ドラマを見ていると、現地の文化や生活習慣が少しだけ垣間見える瞬間がありますよね!

そのなかには、日本人には不思議に感じられる行動が隠れていることもあります。

この「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」では、そんな韓国ドラマに出てくる不思議をたくさん紹介していきます^^

さてさて、今回はどんな不思議が出てくるのでしょうか~?

さっそく見ていきましょう!

「こんなものまで…?!水筒に入れて差し入れしちゃう!」

韓国ドラマのなかでは、離れて住む子供に母親が大量の作り置きおかずを持たせたり、届けたりするシーンがよく出てきます。

ときには、スープやちょっと汁気の多い料理を持たせることもありますが、保存容器に入れても振動などでこぼれてしまうこともありますし、液体は持ち運びが難しいですよね。

そんなとき、韓国では水筒に入れて差し入れすることが多いんです!

最近は、日本でも小さいスープジャーにスープを入れてお弁当と一緒に持って行くこともありますが、韓国で使われているのはスープジャーではなく、普通の魔法瓶の水筒です笑

日本でスープジャーがメジャーになるずっと前から、水筒を使った差し入れは一般的だったんですよ。

2005年に放送されて大ヒットしたドラマ「私の名前はキム・サムスン」のなかにも、水筒を使って差し入れをするシーンが出てきます。

サムスン(キム・ソナ)が病気のヒジン(チョン・リョウォン)にエゴマのお粥を作って、それを届けるときに大きな水筒を使って持って行くというシーンです。

このシーンのように、お粥を差し入れするときに水筒が使われることは結構多いんですよ。

そのほかに水筒を使って差し入れすることが多い料理が、わかめスープです。

韓国では誕生日にわかめスープを食べる習慣があるので、大切な人のために作って渡すことも多いんですね。

また、産後にもわかめスープを食べる習慣があります。

出産のダメージを回復させてくれるといわれていて、出産を終えた娘やお嫁さんのためにわかめスープを差し入れすることも多いんですよ。

密閉できてこぼれにくい保存容器もありますが、水筒のいいところは、なんといっても温かいまま持って行けるところ!

特に韓国では、「食事は温かいものを食べる」とか「温かいものは温かいうちに」という思いが強いので、この魔法瓶の水筒を使って差し入れるという方法が生まれたのかもしれませんね。

作りたてを温かいまま持って行けて、さらにこぼれる心配も少ない!

これはナイスアイディアですね~!

それでは、もうひとつ不思議を見ていきましょう!

「お粥専門店がある!」

お粥専門店って、日本ではあまり聞いたことがないですよね?

ですが、韓国にはお粥専門店がとっても多いんですよ!

消化の良いお粥は、体調が悪いときに食べるものというイメージがありますね。

韓国でも同じように風邪を引いたときや、おなかの調子がすぐれないときなどによく食べられるのですが、特に体調に問題がないときにも普段からよく食べられているんですよ。

以前はお粥専門店というとテイクアウトだけのお店が多かったのですが、最近はおしゃれなお粥レストランも増えています。

おなかにやさしくてヘルシーな料理として、幅広い年代に人気があるんですよ。

日本でお粥というと、白粥に梅干しとか、たまご粥のようなシンプルなものが定番ですが、韓国のお粥はバリエーションが豊富!

定番は、かぼちゃ粥、小豆粥、細かく刻んだ野菜が入った野菜粥などです。

そのほかにも、贅沢にアワビを使ったアワビ粥もメジャーです。

ちなみに、韓国のお粥は日本のお粥とは少し違っていて、米の粒が分からないくらいしっかりと煮込まれています。

かぼちゃ粥や小豆粥は、お粥のなかにかぼちゃや小豆が具として入っているというよりも、すべてが一体化したペースト状になっています。

アワビ粥のほかにも、牡蛎やエビが入った海鮮系のお粥もたくさんあります。

ドラマ「SKYキャッスル」のなかでは、カニの身がふんだんにのせられたお粥を食べているシーンが出てきましたよ。

お粥レストランというと、ボリュームがなくて満足感が得られないと思われるかもしれませんが、お粥だけでなく、キムチやイカの塩辛などの付け合わせのおかずも一緒に出てきます。

しっかりとした味付けの付け合わせがあるので、途中で飽きたり、味付けに物足りなさを感じたりすることなく最後まで美味しく食べられますよ。

ヘルシーなうえに満足感も得られ、バリエーションも豊富!

これなら毎日でもお粥が食べたくなってしまうかもしれません笑

いかがでしたか?

今回は、日本とはちょっと違う水筒の使い方と韓国のお粥について書いてみました!

水筒の使い方にはちょっと驚きましたが、なかなかいいアイディアかもしれませんね。

そして、日本のお粥とは少し違う韓国のお粥。同じ料理なのに、こんな違いがあったんですね~!

次回も面白い不思議をたくさん紹介していきたいと思います^^

ぜひ、お楽しみに~♪

韓国語講師/YouTuber

韓国語講師YouTuber 登録者12万人!|韓国語講座修了者800人以上|ハン検1級→一発合格・2次試験満点|TOPIK 6級|TOEIC 985点|史上初のTOPIK広報大使|横浜領事館パートナー|ハングルの覚えかた図鑑 著者|キム・ヒチョル팬|3児の母!

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