【宮城県 東松島市】一度は見に来て!野蒜海岸の赤い鳥居と生育中の松の木
数年前から広まり始めた小さな可愛らしい噂話。
誰かが最初に気がついて、ポツリと誰かにこぼした小さな噂。
「どうやら、野蒜海岸に赤い色の鳥居が建てられているらしいよ。」
それを聞いた別の誰かが、また誰かにソッと伝える。
「赤い鳥居なんでしょ?」
口コミという立派な媒体に勝るものは無いと思えるほど、そのスピード感には驚かされるものがある。
その噂の赤い鳥居は、毎年年末年始にかけて宮城県東松島市の「野蒜海岸」の砂浜に建てられ、位置はちょうど旧野蒜駅舎(現:震災復興伝承館)から、ぐ〜んと海岸まで延長線上に見た砂浜に存在する。
東松島市在住の方ならば、おそらくこの赤い鳥居のことを既に知っている方は多いと思うが、これを初めて知ったよ!という松島町の皆さんには、是非一度足を運んでほしい場所だ。
海岸の堤防から見ると鳥居はとても小さく見えるほど、実際に建てられている位置まではやや距離がある。なので、一緒にお子様を連れていく場合は少し砂浜を歩くことになるので、しっかりと靴を履いて怪我のないように気をつけて近付こう。
砂浜にはたくさんの貝殻や流木、植物などによって足を取られやすいので、足元をよく見ながら少しずつ進もう。ピンクや七色、真っ白に紫とたくさんの種類の貝殻が砂に埋もれているので、ちびっ子たちには嬉しい砂浜かもしれない。(*犬や猫たちと一緒に砂浜を散歩する場合は、貝殻で足を怪我しないようにどうかご注意ください。)
写真を撮影をする場合は、早朝の時間帯に来て朝日と共に、または夕方の太陽が傾きはじめた頃合いに撮るのもきっと素敵なものとなるだろう。また、日中には日中の良さがあり、晴れていれば真っ青な青空の中でブルーインパルスが飛び交い、それを背景に・・パシャリ!
各々に野蒜海岸で思い出の1枚を記録しよう。
そして赤い鳥居と共に、ぜひ眺めてほしいのが海岸側で生育中の松林だ。松たちは徐々に背丈も伸びて、すっかり貫禄が出てきていて、近くの歩道から見ると結構な高さ。
毎年時間と共に伸びていく松の姿を実際に目で見てもらい、また来年再来年に野蒜海岸を訪れた人々から「おお、伸びたなあ!」と感じてもらえたら、きっと松も大喜びすることだろう。
気候などの自然の変化は正直であり、人間が仲良く歩み寄り共存するためには、自然にふれあい知ることがまず一歩。野蒜海岸で赤い鳥居を見に来たついでに、砂を観察してみたり、手に触れてみたり、海の水の冷たさを感じたり、なんでも良いのだ。
そして、来年また訪れたときに、あれ?なんだか何かが変わったな・・と感じることができたら、自然と少し仲良くなれた証拠。
あたたかいダウンを着て、ポケットには缶コーヒーを突っ込み、さあ行くか!
たまにはちょっと海岸を歩いて見るのも、なかなか良いものだぞ。
名称:野蒜海岸(のびるかいがん)
住所:宮城県東松島市野蒜南余景