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タイガースとツインズがワイルドカードの3位に並ぶ。ガーディアンズはポストシーズン進出が確定

宇根夏樹ベースボール・ライター
コール・アービン(ミネソタ・ツインズ)Sep 19, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月19日(日本時間20日)、クリーブランド・ガーディアンズは、3対2でミネソタ・ツインズを下した。2対2の10回裏、1死一、二塁から、アンドレス・ヒメネスがライトへヒットを打ち、ホゼ・ラミレスが生還した。

 ガーディアンズは、89勝目を挙げ、ポストシーズン進出を確定させた。一方、73敗目を喫したツインズは、ワイルドカード・レースの単独3位から3位タイに。80勝73敗は、デトロイト・タイガースと同じだ。この日、タイガースは試合がない。

 タイガースの浮上については、2日前にこちらで書いた。

「タイガースはワイルドカードの3位と1.5ゲーム差。夏にフレアティをドジャースへ放出したのに!?」

 8月10日が終わった時点で、タイガースは55勝63敗。借金8を抱えていた。翌日以降は、25勝10敗を記録している。ツインズは、8月10日までが65勝51敗、その後は15勝22敗だ。

 オプタ・スタッツによると、8月以降のいずれかの時点で借金8以上のチームがポストシーズン進出は、短縮シーズンを除くと、1973年のニューヨーク・メッツしかないという。

 ここから、タイガースは、ボルティモア・オリオールズ、タンパベイ・レイズ、シカゴ・ホワイトソックスと3試合ずつを行う。ツインズは、ボストン・レッドソックス、マイアミ・マーリンズ、オリオールズと各3試合だ。

 レイズとレッドソックスの勝率は.500と.487なので、そう違わない(9月18日時点)。ホワイトソックスとマーリンズは、どちらも勝率.370未満だ。

 レギュラーシーズンの終了時に、ツインズとタイガースがワイルドカード・レースの3位に並んだ場合、ワイルドカードはツインズとなる。ツインズは、タイガースに7勝6敗と勝ち越している。

 なお、現在、ワイルドカード・レースの1位と2位は、オリオールズとカンザスシティ・ロイヤルズだ。オリオールズとツインズ/タイガースは5.0ゲーム離れているが、ロイヤルズとツインズ/タイガースは2.0ゲーム差。ツインズとタイガースのどちらもポストシーズン進出、となる可能性も、皆無ではない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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